ニュース 2016.12.19. 15:00

台湾で輝いたのは…?ウインターリーグ日本勢の成績まとめ

約3週間の激闘に幕


 11月25日に開幕した「2016アジアウインターベースボールリーグ(AWB)」も、18日の優勝決定戦をもって全日程を終了。NPBウエスタン選抜が勝率.889という圧倒的な強さを発揮し、冬の王者になった。

 球界の明日を担う若手が挑んだ約3週間の戦い。今回は日本の選手たちの成績をまとめてみた。


18戦16勝!圧勝だったウエスタン選抜


【チーム成績】
1位 18試 16勝2敗0分(勝率.889)
<打撃>
打率.305(620-189) 本塁打17 打点143 得点157
三振100 四死球108 盗塁30 出塁率.415 長打率.461

<投手>
防御率2.80 WHIP1.32 失点68 自責点51
被安打156 被本塁打18 与四死60 奪三振143


【個人成績】
<打撃>
吉田正尚(オ)  18試合 打率.556 本塁打6 打点29
横田慎太郎(神) 18試合 打率.379 本塁打1 打点8
溝脇隼人(中)  13試合 打率.353 本塁打0 打点11
大城滉二(オ)  17試合 打率.314 本塁打1 打点11
曽根海成(ソ)  17試合 打率.308 本塁打0 打点7
加藤匠馬(中)  12試合 打率.296 本塁打0 打点1
古沢勝吾(ソ)  18試合 打率.275 本塁打1 打点14
幸山一大(ソ)  17試合 打率.259 本塁打2 打点17
近藤弘基(中)  17試合 打率.259 本塁打2 打点10
石岡諒太(中)  17試合 打率.246 本塁打2 打点9
宗 佑磨(オ)  17試合 打率.240 本塁打0 打点12
栗原陵矢(ソ)  13試合 打率.212 本塁打1 打点3
坂本誠志郎(神) 13試合 打率.174 本塁打1 打点8

<投手>
青山大紀(オ) 6試合(18回) 3勝0敗 防御率0.00
石崎 剛(神) 12試合(12.1回) 0勝0敗5セーブ 防御率0.00
児玉龍也(ソ) 10試合(11.1回) 0勝0敗 防御率0.00
小野 郁(楽) 7試合(8.2回) 1勝0敗 防御率0.00
青柳晃洋(神) 6試合(18.2回) 3勝0敗1セーブ 防御率1.45 ☆
島袋洋奨(ソ) 8試合(16.1回) 3勝0敗1セーブ 防御率2.20
鈴木翔太(中) 5試合(19回) 3勝1敗 防御率2.37
野村亮介(中) 4試合(15回) 1勝0敗 防御率3.60
横山雄哉(神) 5試合(16.1回) 1勝1敗 防御率5.51
斎藤綱記(オ) 5試合(18回) 1勝0敗 防御率7.00
斎藤誠哉(ソ) 6試合(8回) 0勝0敗 防御率9.00


 投打に圧巻の成績を残したウエスタン選抜。野手では打率、本塁打、打点、そして安打の四冠に輝いた吉田が全体の最優秀打者に選出され、投手では青柳が最優秀投手に選出されている。

 特に吉田の活躍は、糸井が抜けたチームに大きな希望を与えた。1年目から故障と戦いながらも10本塁打を放った逸材だけに、来季は中軸としての活躍に期待がかかる。

 また、阪神の青柳も来季が2年目。昨年この台湾で行われたウインターリーグで最優秀投手に輝いた岩貞祐太が大ブレイクした例があるだけに、青柳への期待も高まっている。


苦しみながらも決勝に残ったイースタン選抜


【チーム成績】
2位 18試 9勝6敗3分(勝率.600)
<打撃>
打率.252(592-149) 本塁打9 打点78 得点92
三振142 四死球89 盗塁25 出塁率.353 長打率.377

<投手>
防御率3.23 WHIP1.30 失点73 自責点57
被安打149 被本塁打10 与四死57 奪三振164


【個人成績】
<打撃>
八百板卓丸(楽) 8試合 打率.387 本塁打1 打点3
網谷圭将(De)  16試合 打率.380 本塁打0 打点6
嶺井博希(De)  17試合 打率.324 本塁打2 打点7
宇佐見真吾(巨) 17試合 打率.310 本塁打1 打点5
オコエ瑠偉(楽) 8試合 打率.296 本塁打0 打点2
平沢大河(ロ)  18試合 打率.280 本塁打2 打点13
青柳昴樹(De)  18試合 打率.265 本塁打1 打点3
山崎晃大朗(ヤ) 18試合 打率.222 本塁打0 打点7
重信慎之介(巨) 18試合 打率.200 本塁打0 打点8
山本泰寛(巨)  18試合 打率.200 本塁打0 打点5
増田大輝(巨)  18試合 打率.194 本塁打0 打点4
広岡大志(ヤ)  17試合 打率.191 本塁打1 打点7
内田靖人(楽)  16試合 打率.182 本塁打1 打点3
渡辺大樹(ヤ)  17試合 打率.182 本塁打0 打点5
熊原健人(De)  1試合 打率.000 本塁打0 打点0

<投手>
篠原慎平(巨)  10試合(14.2回) 0勝0敗1セーブ 防御率0.61
古川侑利(楽)  7試合(22回) 1勝1敗 防御率1.23
桜井俊貴(巨)  7試合(14回) 1勝0敗1セーブ 防御率1.29
福地元春(De)  11試合(13回) 3勝0敗 防御率2.77
原 樹理(ヤ)  4試合(16回) 1勝1敗 防御率2.81
原 嵩 (ロ)  6試合(12.1回) 0勝0敗 防御率2.92
岩橋慶侍(ヤ)  7試合(9回) 1勝1敗1セーブ 防御率3.00
宮国椋丞(巨)  4試合(20回) 1勝2敗 防御率3.15
熊原健人(De)  2試合(10回) 0勝0敗 防御率5.40
成田 翔(ロ)  5試合(11回) 1勝0敗 防御率6.54
與那原大剛(巨) 6試合(17回) 0勝1敗 防御率7.41


 ウエスタン選抜と比べるとやや粗さも目立ったイースタン選抜。三振142は参加6チームの中でもワーストの数であった。

 野手で存在感を見せたのが育成選手の2人。DeNAの19歳・網谷は16試合の出場で.380というハイアベレージをマーク。当初はスタメンではなかったものの、その打力を武器に最後はレギュラーの座を手にした。

 チームトップの打率は楽天の八百板。途中帰国のオコエと入れ替えでの参戦となったため出場試合数は8試合に留まったものの、短い期間で大いにアピールした。
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