マリナーズをFAとなった李大浩
マリナーズからFAとなった李大浩が、日本球界復帰の可能性があると、韓国紙が報じた。
李大浩は12年に韓国・ロッテからオリックスへ移籍。1年目に91打点を挙げ打点王のタイトルを獲得すると、14年から2年間はソフトバンクでプレー。1年目の14年こそ68打点に終わったが、昨季は来日後最多となる31本塁打、98打点をマーク。リーグ2連覇に貢献し、同年の日本シリーズでは打率.500、2本塁打、8打点の大活躍でMVPに輝いた。同年のオフにソフトバンクを退団し、大リーグに挑戦。今季は岩隈久志、青木宣親らと同じマリナーズに所属し、14本塁打を放った。
しかし、マリナーズではマイナー落ちを経験するなど、出場機会を満足に得ることができず。日本球界復帰を視野に入れているという。李大浩はファースト、指名打者を主戦場にしているが、常時試合出場が可能性のある球団はどこになるだろうか…。
ロッテはデスパイネが退団で長距離砲が不在
チーム最多の24本塁打を記録したデスパイネが、退団したロッテだろう。ロッテはファーストも細谷圭、井口資仁、福浦和也、根元俊一など固定することができず、ファーストのチーム最多スタメン出場選手は細谷の36試合だった。
ドラフトも育成選手を含めて9人指名したが、投手7人、捕手1人、外野手1人と内野手の指名は1人もいなかった。今オフ獲得した助っ人外国人はサードを主戦場にしていたダフィーと、長打が打てて、日本でも実績のある李大浩は魅力的な存在だろう。
古巣のソフトバンクのファースト、指名打者事情をみると、ファーストは内川聖一の118試合、指名打者は長谷川勇也の90試合が最多だった。ファーストと指名打者に苦労していないようにみえるが、チーム本塁打数に目をむけると、昨季がリーグトップの141本だったのに対し、今季は114本だった。長打力のある李大浩が抜けた穴は大きかった。
李大浩は日本球界復帰を視野に入れているようだが、来季はアメリカ、韓国、日本、どこの国でユニフォームを着ているだろうか…。
12球団の一塁、DHのスタメン最多出場者
【日本ハム】一塁:中田 翔(136試合)
DH:大谷翔平(80試合)
【ソフトバンク】
一塁:内川聖一(114試合)
DH:長谷川勇也(90試合)
【ロッテ】
一塁:細谷圭(36試合)
DH:デスパイネ(123試合)
【西武】
一塁:メヒア(93試合)
DH:中村剛也(55試合)
【楽天】
一塁:銀次(115試合)
DH:ウィーラー(50試合)
【オリックス】
一塁:モレル(56試合)
DH:中島宏之(33試合)
【広島】
一塁:新井貴浩(111試合)
【巨人】
一塁:阿部慎之助(84試合)
【DeNA】
一塁:ロペス(118試合)
【阪神】
一塁:ゴメス(130試合)
【ヤクルト】
一塁:畠山和洋(45試合)
【中日】
一塁:ビシエド(100試合)