コラム 2014.06.17. 15:16

“生え抜き”の投打の柱が奮闘し オリックスが交流戦優勝を奪い取る!

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5回DeNA2死、代打金城の打球に飛びつくオリックス・西=6月11日・京セラドーム(c)KYODONEWS
>西勇輝,


次期エースの座を狙うホープ・西勇輝の正念場


 春の珍事と言われたのも今となっては懐かしい。オリックスが絶好調である。6月14日には今季2度目の7連勝をマークし、追いすがるソフトバンクを引き離しにかかっている。

 昨季のオリックスのチーム防御率は1位。その数字からも力のあった投手陣なのだが、今季はさらに厚みを増している。佐藤達也から平野佳寿への必勝リレーに馬原孝浩が加わり、リリーフ陣はまさに盤石。先発陣はといえば、エース・金子千尋は言わずもがな、2年目の大器・松葉貴大に軟投派助っ人のブランドン・ディクソンらが昨季以上の安定感を発揮。

 中でも特筆すべきは西勇輝だ。昨季まで、ローテーション投手としては及第点でも、首脳陣の期待を思えば不満が残っていた。しかし、今季の西は違う。内角を強気に攻める持ち前のスタイルに、ボールでも勝負できる投球の幅が加わり、ここまで9勝をマーク(6月16日現在)。防御率に至っては驚異の1.08と、金子とのWエースともいえる状況を生んでいる。

 その金子は今季オフにもFAでの移籍がうわさされる。シーズンを通して活躍し、次期エースの座を自ら勝ち取れるかに視線が集まる。


T-岡田,


T-岡田の復活が照らす常勝チームへの道


 打撃陣が振るわなかった昨季のオリックスを振り返るまでもなく、投打のバランスを欠くチームは勝てない。李大浩らの移籍でさらなる打力低下も懸念された今季だが、ふたを開けてみれば打率、得点、盗塁数など、いずれもここまでリーグ2位。

 それには、あの男の復活が大きな要因と見る。“浪速のゴジラ”T-岡田だ。昨季はわずか4本塁打に終わった男は「野球人生がかかっている1年」として今季に臨んだ。現在、規定打席にはわずかに届かないものの8本塁打をマーク。打線の迫力が一気に増した。

 しかも、T-岡田の復活がもたらすのは、それだけではない。“生え抜き”の和製大砲復活は、チームはもとよりファンが待ち望んでいたものだろう。
リーグは異なるが、近年の巨人の強さの裏にあるのは内海哲也と阿部慎之助という投打の柱があったからだ。“生え抜き”の柱が活躍する常勝チームは、ファンを巻き込んだ“優勝ムード”ともいうべき熱狂を放つ。

 打って守って走れる糸井嘉男はもちろんチームに欠かせないピースである。しかし、ファンに愛されチームの柱となりうるのはやはり生え抜き選手なのだ。6月17〜18日、オリックスはわずか1ゲーム差で交流戦首位に立つ巨人に挑む。17日の先発は西だ。次代を担う投打の柱が奮闘し、巨人から交流戦優勝を奪い取る。

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文・清家茂樹(せいけ・しげき)

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