オリックスは12日、日本ハムとのCSファーストステージ第2戦に勝利し、何とか2連敗での終戦を阻止した。試合を決めたT-岡田の逆転3ランはもちろん見事だったが、この試合の最大のポイントは、7回の比嘉幹貴の好リリーフだったと思う。
オリックスはこの試合、0-2で迎えた6回裏に途中出場した原のタイムリーで1点差に迫るも、前の回からマウンドに上がっていた2番手・佐藤達が7回に痛恨の一発を浴び、再び2点差に広げられた。その後も佐藤達はピリッとせず、一死満塁のピンチを作り降板。オリックスは打線も、日本ハム先発・上沢に翻弄され、6回まで原のタイムリーによる1安打。打線の沈黙ぶりと2点ビハインドでの大ピンチということを考えれば、もう1点もやれない状況だった。
そんな崖っぷちのマウンドを託されたのが、リーグ戦で34試合連続無失点、さらに防御率0.79と、圧巻の成績を残してきた比嘉だった。最初に対峙した3番陽には、追い込んでから粘られるも、最後はスライダーを振らせ空振り三振。さらに、続くリーグ打点王の4番中田に対しても、カウント2-2から投じた外へのスライダーが逆球にになったが、結果的にインコースギリギリに決まり絶体絶命のピンチを2者連続三振で切り抜けた。
そしてこの好投が、それまで沈黙していた打線に火を付けた。その裏、先頭の4番糸井がチーム2本目のヒットを放つと、二死から6番川端もライトへの二塁打で繋ぎ、好投していた上沢をマウンドから引きずり降ろした。そして7番ヘルマンが、代わったクロッタの初球を叩くと、打球は左中間を真っ二つ。塁上の走者がいずれも生還し、試合を振り出しに戻した。8回に再び1点を勝ち越されるも、その裏にT-岡田が劇的3ランを放ちついに逆転。9回は守護神の平野佳が締め、何とかファイナルステージ進出へ望みを繋いだ。
終盤は点の取り合いとなったためやや霞んだ感があるが、やはり7回の比嘉の踏ん張りがなければ反撃ムードも生まれなかっただろう。チームはCSに入ってからさらに故障者が相次ぎ、さらにブルペン陣でも、セットアッパーの佐藤達が2試合連続失点中と調子を落としている。それだけに、14日の最終決戦も比嘉にかかる期待は高まるばかりだ。
ファーストステージを突破すれば、打たれたまま終わったヤフオクドームのマウンドへ戻ることができる。第3戦もリベンジに燃えるサイドハンドから目が離せない。
オリックスはこの試合、0-2で迎えた6回裏に途中出場した原のタイムリーで1点差に迫るも、前の回からマウンドに上がっていた2番手・佐藤達が7回に痛恨の一発を浴び、再び2点差に広げられた。その後も佐藤達はピリッとせず、一死満塁のピンチを作り降板。オリックスは打線も、日本ハム先発・上沢に翻弄され、6回まで原のタイムリーによる1安打。打線の沈黙ぶりと2点ビハインドでの大ピンチということを考えれば、もう1点もやれない状況だった。
そんな崖っぷちのマウンドを託されたのが、リーグ戦で34試合連続無失点、さらに防御率0.79と、圧巻の成績を残してきた比嘉だった。最初に対峙した3番陽には、追い込んでから粘られるも、最後はスライダーを振らせ空振り三振。さらに、続くリーグ打点王の4番中田に対しても、カウント2-2から投じた外へのスライダーが逆球にになったが、結果的にインコースギリギリに決まり絶体絶命のピンチを2者連続三振で切り抜けた。
そしてこの好投が、それまで沈黙していた打線に火を付けた。その裏、先頭の4番糸井がチーム2本目のヒットを放つと、二死から6番川端もライトへの二塁打で繋ぎ、好投していた上沢をマウンドから引きずり降ろした。そして7番ヘルマンが、代わったクロッタの初球を叩くと、打球は左中間を真っ二つ。塁上の走者がいずれも生還し、試合を振り出しに戻した。8回に再び1点を勝ち越されるも、その裏にT-岡田が劇的3ランを放ちついに逆転。9回は守護神の平野佳が締め、何とかファイナルステージ進出へ望みを繋いだ。
終盤は点の取り合いとなったためやや霞んだ感があるが、やはり7回の比嘉の踏ん張りがなければ反撃ムードも生まれなかっただろう。チームはCSに入ってからさらに故障者が相次ぎ、さらにブルペン陣でも、セットアッパーの佐藤達が2試合連続失点中と調子を落としている。それだけに、14日の最終決戦も比嘉にかかる期待は高まるばかりだ。
ファーストステージを突破すれば、打たれたまま終わったヤフオクドームのマウンドへ戻ることができる。第3戦もリベンジに燃えるサイドハンドから目が離せない。