パ・リーグCSファイナルステージは、通算成績をソフトバンク2勝（アドバンテージ含む）、日本ハム1勝として今日の第3戦を迎える。

　ソフトバンクは勝てば日本シリーズ進出に王手をかける今夜の第3戦、エース・摂津がようやく先発のマウンドに上がる。摂津は今季4年連続2桁勝利を達成したが、シーズン最後の登板となった9月24日の楽天戦では3回6失点でノックアウト。9月は2勝2敗、防御率6.86と精彩を欠いた。

　ただ、過去のクライマックスシリーズではエースらしい投球を見せている。12年西武とのCSファーストステージ第1戦では8回を無失点に抑え勝利投手になるなど、先発転向した11年以降、3試合に先発し2勝1敗、防御率2.88の成績。相性の良いクライマックスシリーズのマウンドで、摂津が完全復活なるか……。試合の大きなポイントになりそうだ。

　対する日本ハムは4番中田がオリックスとのCSファーストステージ第3戦から3試合連続本塁打と絶好調。16日の第2戦は6回、逆転してなおも一死一塁の場面でソフトバンク先発・武田のスライダーをレフトスタンドに放り込み貴重な追加点を挙げた。

　3番陽岱鋼（今季CS通算21打数2安打）、5番大谷（今季CS通算13打数1安打）の当たりがとまっている中、4番中田の存在感が際立っている。今夜は17打数2安打と苦手にする摂津と対戦するが、ポストシーズンの好調さをそのまま発揮したいところだ。

　CSファイナルステージを大きく左右する第3戦は、18時ヤフオクドームで開催される。