ニュース 2014.10.22. 18:37

過去の新人王で最も多いのはドラフト何位か調べてみた【パ・リーグ編】

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98年のドラフト会議、抽選で横浜高・松坂大輔投手の交渉権を獲得、手を上げる西武の東尾監督(中央)。左は日本ハムの上田監督、右は横浜の権藤監督(肩書は当時) © KYODO NEWS IMAGES INC
 運命のドラフト会議まで、あと一日。選手の人生を大きく左右する大きなイベントであるが、入って終わってしまっては仕方がない。入った後いかに活躍できるかが勝負である。

 ドラフトといえば「意外と1位は育たない」だとか「4位の選手が大成する」など、様々な説が唱えられる。では果たして、ドラフト何位で入ってきた選手が一年目から活躍を見せて、一生に一度のタイトルである新人王を獲得しているのだろうか。

 ということで、過去の新人王受賞者のドラフト順位を調べてみた、というのがこの企画。

 ちなみに、新人王の資格は創設以来2度変更されており、現在は「海外のプロ野球リーグに参加した経験のない選手で、かつ初めて支配下登録されてから5年以内で、前年までの出場が投手は30イニング以内、野手は60打席以内の選手」と定められており、純粋な新人ではない選手が受賞した年も含まれている。

 結果は以下の通り。

新人王受賞者(1966年~2013年)


2013 則本昴大(楽) 【2位】 15勝8敗、防御率3.34 
2012 益田直也(ロ) 【4位】 2勝2敗43HP、防御率1.67
2011 牧田和久(西) 【2位】 5勝7敗22S、防御率2.61
2010 榊原諒 (日) 【2位】 10勝1敗、防御率2.63 (※2年目で受賞)
2009 摂津正 (ソ) 【5位】 70試合5勝2敗、防御率1.47
2008 小松聖 (オ) 【希望枠】 15勝3敗、防御率2.51 (※2年目)
2007 田中将大(楽) 【高・1位】 11勝7敗、防御率3.82
2006 八木智哉(日) 【希望枠】 12勝8敗、防御率2.48
2005 久保康友(ロ) 【自由枠】 10勝3敗、防御率3.40
2004 三瀬幸司(ダ) 【7位】 4勝3敗28S、防御率3.06
2003 和田毅 (ソ) 【自由枠】 14勝5敗、防御率3.38 
2002 正田樹 (日) 【1位】 9勝11敗、防御率3.45 (※3年目)
2001 大久保勝信(オ)【2位】 53試合7勝5敗、防御率2.68
2000 該当者なし
1999 松坂大輔(西) 【1位】 16勝5敗、防御率2.60
1998 小関竜也(西) 【2位】 104試合.283、91安打 (※4年目)
1997 小坂誠 (ロ) 【5位】 135試合.261、56盗塁
1996 金子誠 (日) 【3位】 117試合.261、103安打 (※3年目)
1995 平井正史(オ) 【1位】 15勝5敗27S、防御率2.32 (※2年目)
1994 渡辺秀一(ダ) 【1位】 8勝4敗、防御率3.20
1993 杉山賢人(西) 【1位】 7勝2敗5S、防御率2.80
1992 高村祐 (近) 【1位】 13勝9敗、防御率3.15
1991 長谷川滋利(オ)【1位】 12勝9敗1S、防御率3.55
1990 野茂英雄(近) 【1位】 18勝8敗、防御率2.91
1989 酒井勉 (オ) 【1位】 9勝7敗9S、防御率3.61
1988 森山良二(西) 【1位】 10勝9敗、防御率3.46 (※2年目)
1987 阿波野秀幸(近)【1位】 15勝12敗、防御率2.88
1986 清原和博(西) 【1位】 126試合.304、31本塁打
1985 熊野輝光(阪) 【3位】 118試合.295、14本塁打
1984 藤田浩雅(阪) 【3位】 98試合.287、22本塁打 (※2年目)
1983 二村忠美(日) 【3位】 97試合.282、13本塁打
1982 大石大二郎(近)【2位】 129試合.274、12本塁打 (※2年目)
1981 石毛宏典(西) 【1位】 121試合.311、21本塁打
1980 木田勇 (日) 【1位】 22勝8敗4S、防御率2.28
1979 松沼博久(西) 【外】 16勝10敗、防御率4.03
1978 村上之宏(南) 【4位】 5勝8敗3S、防御率3.61
1977 佐藤義則(阪) 【1位】 7勝3敗1S、防御率3.85
1976 藤田学 (南) 【1位】 11勝3敗、防御率1.98 (※3年目)
1975 山口高志(阪) 【1位】 12勝13敗1S、防御率2.93
1974 三井雅晴(ロ) 【2位】 6勝5敗4S、防御率3.24 (※2年目)
1973 新美敏 (日拓)【1位】 12勝13敗、防御率3.65
1972 加藤初 (西鉄)【外】 17勝16敗、防御率3.95
1971 皆川康夫(東) 【5位】 11勝14敗、防御率3.44
1970 佐藤道郎(南) 【1位】 18勝6敗、防御率2.05
1969 有藤通世(ロ) 【1位】 108試合.285、21本塁打
1968 該当者なし
1967 高橋善正(東) 【※1位】 15勝11敗、防御率2.46 ※第2次ドラフトで1位指名
(この年は2回ドラフト会議が行われ、第2次ドラフトは国体に出場した高校・大学・一部の社会人選手を対象とした。)
1966 該当者なし

 ※(ダ)=ダイエー、(近)=近鉄、(阪)=阪急、(南)=南海、(東)=東映

・内訳(45人)
【1位】=26人、【2位】=7人、【3位】=4人、【4位】=2人、【5位】=3人、【7位】=1人、【ドラフト外】=2人

 パ・リーグも1位指名者が圧倒的に多く、全体の6割弱を占めた。特に1986年の清原から10年連続で1位指名選手が新人王を獲得している。ただしここ5年はドラフト1位選手が新人王を逃しているというのが特徴的である。

 果たして、今年のドラフトで指名される選手の中からも、来季の新人王を獲得する選手が現れるだろうか。運命の2014年プロ野球ドラフト会議は明日23日に開催される。

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