1日、ソフトバンクが工藤公康氏の来季監督就任を発表。週が開けた3日の月曜日に自身がキャスターを務めるテレビ朝日「報道ステーション」に生出演し、監督就任に至った経緯や抱負を述べた。

　ここで気になるのは、来年からの「報道ステーション」の野球担当キャスターのポスト。思えば、前番組「ニュースステーション」時代からキャスターを担当していた栗山英樹氏も2012年から日本ハムの監督に就任。このポストに就いた野球解説者が2人続けてNPBに引き抜かれるという格好になっている。

　また、2人は朝日放送とテレビ朝日の共同制作で夏の甲子園の期間中に放送される「熱闘甲子園」のキャスターを務めたことでも共通しており、NPB監督への新たな方程式が誕生しつつあるのではないかとにわかに注目を集めている。

　ということで、次期「報道ステーション」及び「熱闘甲子園」キャスターになりそうな人物を勝手に予想してみた。この中から来年のテレ朝スポーツコーナーの顔、そして将来のNPB監督が出てくるかも…？

◎ 本命
・前田智徳（90年～13年・広島）
→今年からテレビ朝日で解説者として活躍。テレビ朝日系列の「広島ホームテレビ」での解説も兼任しており、同局との関係は厚い。解説者として活動するうちに現役時代からは想像もつかないようなお茶目な性格が露わになり、人気上昇中。

・古田敦也（90年～07年・ヤクルト）
→テレビ朝日で数多くの試合の解説を務め、以前には同局で冠番組「フルタの方程式」も持っていた。その他テレビ出演も多く、絶大な認知度を誇る。

○ 対抗
・矢野燿大（91年～97年・中日、98年～10年・阪神）
→関西ローカルの「サンテレビ」やCS放送「skyA sports+」との兼任ながら、テレビ朝日系列の「朝日放送」で解説者を務める。

・桧山進次郎（92年～13年・阪神）
→矢野と同じく「サンテレビ」と兼任で「朝日放送」の解説者を担当。ホリプロとマネジメント契約を結んでおり、『ベースボール＆スポーツ・コメンテーター』として活動中。

▲ 大穴
・稲葉篤紀（95年～04年・ヤクルト、05年～14年・日本ハム）
→今季限りで現役を引退。今月10日から行われる日米野球で侍ジャパンの打撃コーチを務めることになってはいるが、その後は未定。人柄の良さでチームの垣根を越えて愛された選手であり、いきなりの抜擢もあると見た。

・里崎智也（99年～14年・ロッテ）
→今季限りで現役を引退。捕手としての経験と、現役時代からライブやディナーショーまで行ってしまうエンターテイメント性の高さも◎。