日本と同様、海の向こうアメリカでも本格的なストーブリーグが開幕しており、移籍市場が活発に動きを見せるメジャーリーグ。現地時間3日、FAとなった選手に1年間の契約延長を申し入れる「クオリファイング・オファー」の提示期間が締め切られ、今年は計12名の選手が提示を受けた。

　「クオリファイング・オファー」とは、FAとなった選手に対してその所属球団が行うもので、MLBに所属する選手上位125人の平均年俸と同額の1年契約を提示する。今年の規定額は1530万ドル（約17億3700万円）。

　拒否した場合も、元の所属球団との再契約は可能になるが、他球団に移籍をした場合、獲得球団からその選手の元の所属先球団へ来季のドラフト指名権が譲渡されるという取り決めがなされている。

　ちなみに、12年に始まった「クオリファイング・オファー」であるが、過去2年でこのオファーを提示された選手は22名おり、受けた選手はゼロ。全員がこれを拒否している。

　今回は、クオリファイング・オファーの提示を受けた選手と、受けなかったFA市場の有力選手を以下にまとめた。移籍に関して日本よりもドライであり、あっと驚くような動きも珍しくないのがメジャーのストーブリーグ。果たして、今年は…。

【クオリファイング・オファーの提示を受けた選手】

投手

・M.シャーザー（タイガース）
・J.シールズ（ロイヤルズ）
・D.ロバートソン（ヤンキース）
・F.リリアーノ（パイレーツ）
・A.サンタナ（ブレーブス）

野手

・R.マーティン（パイレーツ/捕手）
・V.マルティネス（タイガース/内野手）
・P.サンドバル（ジャイアンツ/内野手）
・H.ラミレス（ドジャース/内野手）
・N.クルーズ（オリオールズ/外野手）
・M.カブレラ（ブルージェイズ/外野手）
・M.カダイアー（ロッキーズ/外野手）


【提示を受けなかった有力選手】

投手

・J.レスター（アスレチックス）
・黒田博樹（ヤンキース）
・J.ピービ（ジャイアンツ）
・J.ハメル（アスレチックス）
・E.ボルケス（パイレーツ）
・R.ボーグルソン（ジャイアンツ）
・C.ジャンセン（ブルージェイズ）
・S.ロモ（ジャイアンツ）

野手

・C.ヘドリー（ヤンキース/内野手）
・S.ドリュー（ヤンキース/内野手）
・M.モース（ジャイアンツ/内野手）
・A.カブレラ（ナショナルズ/内野手）
・青木宣親（ロイヤルズ/外野手）
・C.ラスマス（ブルージェイズ/外野手）
・T.ハンター（タイガース/外野手）
・イチロー（ヤンキース/外野手）