金村義明氏(元近鉄ほか)がメインMCを務める、球界でもっとも“ふざけた”トーク番組「BANZAI!野球好き」(JSPORTS)が今年も絶賛放送中だ。
知る人ぞ知るこの番組。毎年シーズンオフに、現役のスター選手や監督・コーチ、引退直後の選手などをゲストに招き、金村氏と酒宴を繰り広げるスタイルでプロ野球ファンから多大な支持を集めている。
28日放送の第2回は、今季パ・リーグで旋風を巻き起こしたオリックス・バファローズの森脇監督、T-岡田選手、駿太選手がゲスト。普段は見ることの出来ない、森脇監督と選手たちの掛け合いは必見だ。
収録後、森脇監督と金村氏が今季のオリックスについて熱く語ってくれた。
【森脇監督から見た今季のオリックスについて】
森脇監督 目立つ選手、目立たない選手あるけど、人ってその気になったらそんなに変化するんだなっていう風に、改めて感じさせてもらった1年でしたね。
金村氏 自分で、こいつは怒っていいな、こいつはガツン言わなあかんなというのは、分けてるわけ?
森脇監督 それは多少なりともあるけど、ただ大事にしてるのは、いつの時代も正しいことは正しい。悪いことは悪いっていうのは、絶対にその定義は変わらないと思う。やっぱり悪いこと、正しいことっていうのは、はっきりさせるっていうのが一番大事だと思うよね。褒められるようなことしてないのに、褒めてもらいたいなんていうのは、虫が良すぎると思うしね。そういう意味で、彼らは変に褒めるよりも、やっぱりそういう苦言を呈するところをしっかり呈すると、それにすぐに応えるというね。逞しさが…。
金村氏 (太もも辺りの)一番痛いところをガーってつねったりしてるの?
森脇監督 いやいや、やっぱりあの…。
金村氏 クゥって、ようやってたやん、昔。(笑)
森脇監督 そうね。(笑)見えん所でTの腹にゴンって。
金村氏 超一流の監督さんとずっと野球やってる。西本さんから始まってね、古葉さん、根本さん、王さん。何人もの名監督と呼ばれる人と一緒にやって。
森脇監督 僕は、そういう意味ではね。人との出会いということに関してはラッキーだった。
金村氏 ダイエーがソフトバンクになって、黄金期を迎えるとき、よう言ってたもん。日本一のコーチや、って。普通のノックは、選手に怪我させたらあかんから、気を遣うんやけど、(当時の森脇コーチのノックは)死ぬんちゃうかな…いうまで追い込んで、小久保、松中あたりが、ドロンドロンになってな。それでも、追い込まれても声出してな、それが今のソフトバンクの強さに繋がってるって思うもんね。そういうのが当たり前になってきて、見てると伝統みたいになってる。(森脇監督が)オリックスのコーチの時、ノックを受けたんやろ?
T-岡田 はい。
金村氏 それで、ゴールデングラブ獲れたんちゃう?きつかったやろ、ノック。
T-岡田 そうですね。
金村氏 取れるか取れへんかってところ来るやろ。大箱いっぱい、300球スローイング付きでノックされてみぃ!(捕るだけのノックだったら)どんだけ、へイとか言ってやってても、あんなんできるやん。だけど、ステップしてスローイングまでやると、足の前と後ろがつるで。(笑)どうする? 前つったら後ろ。前の方を伸ばしとったら、後ろをつるから。どこ伸ばしたらええねんって、声出えんようになるんやで。(笑)
T-岡田 (苦笑)
森脇監督 取って投げるまでやらないとあまりノックの意味がないもんね。守備練習の意味はない。
金村氏 何か普通の話になってきてるね。普通の話。(笑)
森脇監督 オリックスにお世話になって、例えばTや駿太にしてもね。まだまだ才能あふれる素晴らしい選手とこうして一緒にやらせてもらって。やっぱり幸運だなと思うしね。なんとか、(球界の)中央にどんどん出て行く選手になって欲しいと思うしね。そのためには、まあまあ苦しい状況の中でも、どんな状況でも、自分のやるべきことはこれだってハッキリさせて、そこに向っていくっていうことの繰り返しだと思う。
金村氏 自分の中ではどういう監督像というのあるんですか?
森脇監督 一番オリックスっていうチームが強くなるにふさわしいっていうか、そこにあてはまる監督でなきゃいけないと思うよね。自分の性格をそのまま出した方が良ければ、それは一番楽でいいと思うけど、オレの色を出すとかオレの性格を出すとかっていうのではなくて、やっぱりオリックスが歩んでいくのに、ふさわしいスタイルでないといかんと思う。それはあくまで基本かなと思う。
金村氏 去年やるときに、もう、なりふり構わんといくぞと。
森脇監督 そうそう。
金村氏 最後、夏以降にヘトヘトになってもええんや、って。
森脇監督 それしかなかったからね。
金村氏 ムチ入れるとか、どうこう言ってるような状態じゃない。チームが最初からスタートダッシュ。常にずっとダッシュせなあかんチーム状況やったもんな。
森脇監督 そうそうそう。後は9月の戦いなんて、そんなのは言われなくても分かっているけど、8月までが勝負という。そういうスタンスで2014年は戦っていかないと、楽しみな9月すら来ないっていう風には思ってたんでね。そういう意味ではやっぱり結構みんな、開幕戦はサヨナラ負けということで、前年度と同じスタートになったけども、それからよく目標から目をそらさずに本当に選手はよく頑張ってくれたよね。
知る人ぞ知るこの番組。毎年シーズンオフに、現役のスター選手や監督・コーチ、引退直後の選手などをゲストに招き、金村氏と酒宴を繰り広げるスタイルでプロ野球ファンから多大な支持を集めている。
28日放送の第2回は、今季パ・リーグで旋風を巻き起こしたオリックス・バファローズの森脇監督、T-岡田選手、駿太選手がゲスト。普段は見ることの出来ない、森脇監督と選手たちの掛け合いは必見だ。
収録後、森脇監督と金村氏が今季のオリックスについて熱く語ってくれた。
【森脇監督から見た今季のオリックスについて】
森脇監督 目立つ選手、目立たない選手あるけど、人ってその気になったらそんなに変化するんだなっていう風に、改めて感じさせてもらった1年でしたね。
金村氏 自分で、こいつは怒っていいな、こいつはガツン言わなあかんなというのは、分けてるわけ?
森脇監督 それは多少なりともあるけど、ただ大事にしてるのは、いつの時代も正しいことは正しい。悪いことは悪いっていうのは、絶対にその定義は変わらないと思う。やっぱり悪いこと、正しいことっていうのは、はっきりさせるっていうのが一番大事だと思うよね。褒められるようなことしてないのに、褒めてもらいたいなんていうのは、虫が良すぎると思うしね。そういう意味で、彼らは変に褒めるよりも、やっぱりそういう苦言を呈するところをしっかり呈すると、それにすぐに応えるというね。逞しさが…。
金村氏 (太もも辺りの)一番痛いところをガーってつねったりしてるの?
森脇監督 いやいや、やっぱりあの…。
金村氏 クゥって、ようやってたやん、昔。(笑)
森脇監督 そうね。(笑)見えん所でTの腹にゴンって。
金村氏 超一流の監督さんとずっと野球やってる。西本さんから始まってね、古葉さん、根本さん、王さん。何人もの名監督と呼ばれる人と一緒にやって。
森脇監督 僕は、そういう意味ではね。人との出会いということに関してはラッキーだった。
金村氏 ダイエーがソフトバンクになって、黄金期を迎えるとき、よう言ってたもん。日本一のコーチや、って。普通のノックは、選手に怪我させたらあかんから、気を遣うんやけど、(当時の森脇コーチのノックは)死ぬんちゃうかな…いうまで追い込んで、小久保、松中あたりが、ドロンドロンになってな。それでも、追い込まれても声出してな、それが今のソフトバンクの強さに繋がってるって思うもんね。そういうのが当たり前になってきて、見てると伝統みたいになってる。(森脇監督が)オリックスのコーチの時、ノックを受けたんやろ?
T-岡田 はい。
金村氏 それで、ゴールデングラブ獲れたんちゃう?きつかったやろ、ノック。
T-岡田 そうですね。
金村氏 取れるか取れへんかってところ来るやろ。大箱いっぱい、300球スローイング付きでノックされてみぃ!(捕るだけのノックだったら)どんだけ、へイとか言ってやってても、あんなんできるやん。だけど、ステップしてスローイングまでやると、足の前と後ろがつるで。(笑)どうする? 前つったら後ろ。前の方を伸ばしとったら、後ろをつるから。どこ伸ばしたらええねんって、声出えんようになるんやで。(笑)
T-岡田 (苦笑)
森脇監督 取って投げるまでやらないとあまりノックの意味がないもんね。守備練習の意味はない。
金村氏 何か普通の話になってきてるね。普通の話。(笑)
森脇監督 オリックスにお世話になって、例えばTや駿太にしてもね。まだまだ才能あふれる素晴らしい選手とこうして一緒にやらせてもらって。やっぱり幸運だなと思うしね。なんとか、(球界の)中央にどんどん出て行く選手になって欲しいと思うしね。そのためには、まあまあ苦しい状況の中でも、どんな状況でも、自分のやるべきことはこれだってハッキリさせて、そこに向っていくっていうことの繰り返しだと思う。
金村氏 自分の中ではどういう監督像というのあるんですか?
森脇監督 一番オリックスっていうチームが強くなるにふさわしいっていうか、そこにあてはまる監督でなきゃいけないと思うよね。自分の性格をそのまま出した方が良ければ、それは一番楽でいいと思うけど、オレの色を出すとかオレの性格を出すとかっていうのではなくて、やっぱりオリックスが歩んでいくのに、ふさわしいスタイルでないといかんと思う。それはあくまで基本かなと思う。
金村氏 去年やるときに、もう、なりふり構わんといくぞと。
森脇監督 そうそう。
金村氏 最後、夏以降にヘトヘトになってもええんや、って。
森脇監督 それしかなかったからね。
金村氏 ムチ入れるとか、どうこう言ってるような状態じゃない。チームが最初からスタートダッシュ。常にずっとダッシュせなあかんチーム状況やったもんな。
森脇監督 そうそうそう。後は9月の戦いなんて、そんなのは言われなくても分かっているけど、8月までが勝負という。そういうスタンスで2014年は戦っていかないと、楽しみな9月すら来ないっていう風には思ってたんでね。そういう意味ではやっぱり結構みんな、開幕戦はサヨナラ負けということで、前年度と同じスタートになったけども、それからよく目標から目をそらさずに本当に選手はよく頑張ってくれたよね。