ニュース 2015.01.26. 17:29

生まれ変わった11年目の『セ・パ交流戦』 変更点は?

 2005年に始まった『セ・パ交流戦』。昨年で区切りの10年目を迎え、新たな歴史を作っていく第一歩となる今年、いくつかの変更が発表された。

 まずは、試合数。当初は1カード3連戦の36試合制で1ヵ月に渡って行われていた交流戦だが、2007年からは1カード2連戦の24試合制に縮小。それが今年は試合数が3連戦×6の18試合制に。誕生当初の半分の試合数になり、全チーム総当りのホーム・アンド・アウェーという概念もなくなった。

▼日程の変更
・1カード3連戦、6連戦×3週間とコンパクトな日程に。
・今年本拠地で行われたカードは来年敵地で、となる。


 さらに、今年から12球団がそれぞれ「優勝」を競う形式から、“リーグ対抗戦”をよりクローズアップする形式として生まれ変わる。交流戦期間中はリーグ全体の通算勝利数で競い、上回った方のリーグの勝率1位チームから6位チームが賞金を得られるという仕組みに変更。またそれとは別に全体の勝率1位チームに賞金が贈られる形となった。

▼賞金の分配
・勝数が多かったリーグの...
勝率1位 1000万円
勝率2位 500万円
勝率3位 400万円
勝率4位 300万円
勝率5位 200万円
勝率6位 100万円

・リーグ関わらず...
全体の勝率1位 500万円 

 ちなみに、リーグ同士の勝ち数が並んだ場合には、1.総得点の多いリーグ、2.勝ち越し球団が多いリーグ、3.最高勝率球団が所属しているリーグの順に優先して決定することになっている。

 その他、予告先発制度は今年も採用され、昨年逆の試みが行われたDH制はパ・リーグの本拠地ゲームで採用する従来の方式に戻された。

 もともとリーグ優勝への大きなカギを握っていた交流戦が変化することで、ペナントにどのような影響を与えるのか。新シーズンは生まれ変わった交流戦に注目だ。
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