今オフ、FAでヤクルトから巨人に移籍した相川亮二が24日、ラジオ番組に生出演。“古巣封じ”への自信を語った。
昨シーズン、リーグトップのチーム打率.279を叩き出した強力ヤクルト打線。巨人もその破壊力に苦しめられたチームのひとつで、失点数は唯一の3ケタ台となる120点、防御率4.68と打ち込まれた。
そのヤクルトからやって来る相川には、“古巣封じ”の仕事が課せられる。本人は「打者の癖は認識している」と自信を覗かせ、「3割打った5人をマークし、バレンティンをどうするか伝えたい」と対策を口にした。
各球団が正捕手事情で苦しんでいることもあり、FAで捕手の移籍が頻繁に実現している近年。その度に取り上げられるのが、前球団の内部事情をよく知る捕手の移籍によって、当該チーム同士のパワーバランスに変化が起きるのでは、というものだ。
今回はその問題を検証すべく、近年FAで同リーグ内の他チームに移籍した捕手に限定し、翌年の直接対決の成績にどれほどの変化が起きたのかを調査してみた。
● 鶴岡慎也(日本ハム→ソフトバンク)の場合...
2013年 ソフトバンク 12勝 - 12勝 日本ハム
vs日本ハム:防御率3.98 失点101
↓
2014年 ソフトバンク 14勝 - 10勝 日本ハム
vs日本ハム:防御率3.53 失点91
● 山崎勝己(ソフトバンク→オリックス)の場合...
2013年 オリックス 14勝 - 10勝 ソフトバンク
vsソフトバンク:防御率3.15 失点89
↓
2014年 オリックス 11勝 - 12勝 ソフトバンク(引き分け1)
vsソフトバンク:防御率3.15 失点88
● 鶴岡一成(巨人→DeNA)の場合...
2011年 横浜(※当時) 10勝 - 14勝 巨人
vs巨人:防御率4.09 失点103
↓
2012年 DeNA 4勝 - 17勝 巨人(引き分け3)
vs巨人:防御率5.06 失点127
● 細川亨(西武→ソフトバンク)の場合...
2010年 ソフトバンク 10勝 - 14勝 西武
vs西武:防御率4.76 失点123
↓
2011年 ソフトバンク 15勝 - 5勝 西武(引き分け4)
vs西武:防御率3.18 失点83
結果はこのようになった。もちろんその年のチーム状況によって左右されるところは大いにあるが、単純に数字が良化した例が2つ、変化なしと悪化が1つずつ。細川が移籍した2011年は、統一球の導入元年で軒並み打撃陣の数字が落ちたシーズンであった点は差し引いて考えなければならないが、前年負け越した対戦成績でも大きく勝ち越すなど、劇的な変化を見せたと言える。
果たして、今年はどうなるか。2015年シーズンの巨人を見ていく上で、ヤクルト戦はひとつ注目ポイントになりそうだ。
● 相川亮二(ヤクルト→巨人)の場合...
2014年 巨人 13勝 ― 11勝 ヤクルト
vsヤクルト:防御率4.68 失点120
↓
2015年 巨人 ― ヤクルト
・4月10日(金)@東京ドーム
・4月11日(土)@東京ドーム
・4月12日(日)@東京ドーム
・4月24日(金)@神宮
・4月25日(土)@神宮
・4月26日(日)@神宮
・5月15日(金)@東京ドーム
・5月16日(土)@東京ドーム
・5月17日(日)@東京ドーム
・6月26日(金)@静岡(*ヤクルト主催)
・6月27日(土)@静岡(〃)
・6月28日(日)@神宮
・7月7日(火)@東京ドーム
・7月8日(水)@東京ドーム
・8月4日(火)@福島(*ヤクルト主催)
・8月5日(水)@神宮
・8月6日(木)@神宮
・8月25日(火)@神宮
・8月26日(水)@神宮
・8月27日(木)@神宮
・9月1日(火)@富山(*巨人主催)
・9月2日(水)@金沢(〃)
・9月19日(土)@神宮
・9月26日(土)@東京ドーム
・9月27日(日)@東京ドーム
昨シーズン、リーグトップのチーム打率.279を叩き出した強力ヤクルト打線。巨人もその破壊力に苦しめられたチームのひとつで、失点数は唯一の3ケタ台となる120点、防御率4.68と打ち込まれた。
そのヤクルトからやって来る相川には、“古巣封じ”の仕事が課せられる。本人は「打者の癖は認識している」と自信を覗かせ、「3割打った5人をマークし、バレンティンをどうするか伝えたい」と対策を口にした。
各球団が正捕手事情で苦しんでいることもあり、FAで捕手の移籍が頻繁に実現している近年。その度に取り上げられるのが、前球団の内部事情をよく知る捕手の移籍によって、当該チーム同士のパワーバランスに変化が起きるのでは、というものだ。
今回はその問題を検証すべく、近年FAで同リーグ内の他チームに移籍した捕手に限定し、翌年の直接対決の成績にどれほどの変化が起きたのかを調査してみた。
● 鶴岡慎也(日本ハム→ソフトバンク)の場合...
2013年 ソフトバンク 12勝 - 12勝 日本ハム
vs日本ハム:防御率3.98 失点101
↓
2014年 ソフトバンク 14勝 - 10勝 日本ハム
vs日本ハム:防御率3.53 失点91
● 山崎勝己(ソフトバンク→オリックス)の場合...
2013年 オリックス 14勝 - 10勝 ソフトバンク
vsソフトバンク:防御率3.15 失点89
↓
2014年 オリックス 11勝 - 12勝 ソフトバンク(引き分け1)
vsソフトバンク:防御率3.15 失点88
● 鶴岡一成(巨人→DeNA)の場合...
2011年 横浜(※当時) 10勝 - 14勝 巨人
vs巨人:防御率4.09 失点103
↓
2012年 DeNA 4勝 - 17勝 巨人(引き分け3)
vs巨人:防御率5.06 失点127
● 細川亨(西武→ソフトバンク)の場合...
2010年 ソフトバンク 10勝 - 14勝 西武
vs西武:防御率4.76 失点123
↓
2011年 ソフトバンク 15勝 - 5勝 西武(引き分け4)
vs西武:防御率3.18 失点83
結果はこのようになった。もちろんその年のチーム状況によって左右されるところは大いにあるが、単純に数字が良化した例が2つ、変化なしと悪化が1つずつ。細川が移籍した2011年は、統一球の導入元年で軒並み打撃陣の数字が落ちたシーズンであった点は差し引いて考えなければならないが、前年負け越した対戦成績でも大きく勝ち越すなど、劇的な変化を見せたと言える。
果たして、今年はどうなるか。2015年シーズンの巨人を見ていく上で、ヤクルト戦はひとつ注目ポイントになりそうだ。
● 相川亮二(ヤクルト→巨人)の場合...
2014年 巨人 13勝 ― 11勝 ヤクルト
vsヤクルト:防御率4.68 失点120
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2015年 巨人 ― ヤクルト
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