巨人へFA移籍した相川亮二の人的補償で、ヤクルトへ加入した19歳の奥村展征。高卒1年目から二軍で86試合に出場。首脳陣の期待度も高かった若手のホープだが、思わぬ形で巨人を去ることになった。
それでも「最初は驚きもありましたが、やってやろうという気持ちになりました。新天地で新人の気持ちで頑張っていきたいと思います」と前向きで、ヤクルトでは『56』を背負いプロ2年目を迎えることになった。
今回の奥村流出を大きなチャンスに変えたいのが、今オフ中日から加入した吉川大幾だ。高校時代はともにショートのレギュラーとして鳴らした奥村と吉川だが、プロではともにセカンドを主戦場に汗を流してきた。
巨人のセカンドは一、二軍関係なく競争が激しく、昨シーズンFA加入した片岡治大を筆頭に、井端弘和、寺内崇幸、藤村大介らが一軍レギュラーの座を争う。彼ら以外にも中井大介、立岡宗一郎、大累進の3選手は13年にセカンドで一軍出場した実績があり、彼らのうち一軍に残れなかった選手が二軍で実戦経験を積み、その中で昨シーズン最もセカンドの守備に就いたのが奥村だった。
そんな有望株がそのままチームに残れば、吉川の出場機会にも大きな影響を及ぼしていただけに、巨人で新たな野球人生を歩み出した22歳にとっては絶好のチャンスが巡ってきたと言える。
公開説教にキャンプ地からの強制送還と、中日退団の経緯で悪いイメージが先行している吉川だが、かつて“立浪二世”と騒がれた野球センスは色褪せていない。新天地では持っているものを最初から出し尽し、拾ってくれた球団に結果で恩返ししたいところだ。
それでも「最初は驚きもありましたが、やってやろうという気持ちになりました。新天地で新人の気持ちで頑張っていきたいと思います」と前向きで、ヤクルトでは『56』を背負いプロ2年目を迎えることになった。
今回の奥村流出を大きなチャンスに変えたいのが、今オフ中日から加入した吉川大幾だ。高校時代はともにショートのレギュラーとして鳴らした奥村と吉川だが、プロではともにセカンドを主戦場に汗を流してきた。
巨人のセカンドは一、二軍関係なく競争が激しく、昨シーズンFA加入した片岡治大を筆頭に、井端弘和、寺内崇幸、藤村大介らが一軍レギュラーの座を争う。彼ら以外にも中井大介、立岡宗一郎、大累進の3選手は13年にセカンドで一軍出場した実績があり、彼らのうち一軍に残れなかった選手が二軍で実戦経験を積み、その中で昨シーズン最もセカンドの守備に就いたのが奥村だった。
そんな有望株がそのままチームに残れば、吉川の出場機会にも大きな影響を及ぼしていただけに、巨人で新たな野球人生を歩み出した22歳にとっては絶好のチャンスが巡ってきたと言える。
公開説教にキャンプ地からの強制送還と、中日退団の経緯で悪いイメージが先行している吉川だが、かつて“立浪二世”と騒がれた野球センスは色褪せていない。新天地では持っているものを最初から出し尽し、拾ってくれた球団に結果で恩返ししたいところだ。