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22歳で中日を去った吉川は、新天地で活躍できるのか?

 巨人が、中日から戦力外通告を受けていた吉川大幾を獲得することが濃厚だ。名門・PL学園高から10年のドラフト2位で中日に入団。いきなり背番号3を授かるなど、大きな期待を受けていたが、わずか4年で中日を戦力外となった。

 中日から巨人へ移籍した選手というのは、00年以降で見ると7人いる。今回の吉川と同じように戦力外通告、自由契約から入団した選手はと言うと、武田一浩、中里篤史、小林高也(育成)、井端弘和の4人だ。

 この4人の中で最も成績を残しているのが、13年オフに入団した井端だろう。移籍1年目となった今季は、遊撃の坂本勇人、二塁の片岡治大のバックアップとして、87試合に出場し、打率.256、3本塁打16打点の成績を残した。中日時代と比べると出場は減ったが、9月3日の広島との首位攻防戦では代打で決勝適時打を放つなど、持ち前の勝負強さを発揮。終盤はチームに欠かせない存在となっていた。

 一方で、武田、小林の2人は、選手層の厚い巨人では結果を残すことが出来ずに1年で巨人を去った。中里も2年目に、自身2度目の戦力外通告を受けて現役を引退している。

 今年は二塁を中心に、本職としていた遊撃に加えて外野もこなした吉川であるが、巨人ではどのポジションにも確固たるレギュラーが存在しており、どこで勝負するにしても厳しいポジション争いは避けられない。

 それでも吉川はまだ22歳と若く、これから大化けする可能性も大いに秘めている。戦力外となった後、巨人へと移った選手の前例を見ると苦しんでいる選手たちが多いが、現オリックスの鉄平が楽天へと移籍した後、09年に首位打者を獲得したという例もあるように、他球団に移籍して才能を開花させた中日の選手というのは決して少なくない。

 かつて“立浪二世”としてその将来を嘱望された若者は、巨大戦力を前に屈することなく、輝きを放つことができるだろうか。

00年以降、中日から戦力外通告or自由契約で巨人へ移籍した選手一覧


武田一浩
【中日時代】51試合 15勝22敗0S 防御率4.07(在籍期間1999~2001)
【巨人時代】7試合 2勝1敗0S 防御率4.22(在籍期間2002)

中里篤史
【中日時代】32試合 2勝2敗0S 防御率4.55(在籍期間2001~2009)
【巨人時代】2試合 0勝0敗0S 防御率6.00(在籍期間2010~2011)

小林高也(育成)
【中日時代】一軍出場なし(在籍期間2009~2011)
【巨人時代】一軍出場なし(在籍期間2012)

井端弘和
【中日時代】1711試合 52本塁打475打点 打率.284(在籍期間1998~2013)
【巨人時代】87試合 3本塁打16打点 打率.256(在籍期間2014)

吉川大幾
【中日時代】34試合 0本塁打1打点 打率.143(在籍期間2011~2014)
【巨人時代】?
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