移籍や新戦力の獲得も落ち着きを見せ、いよいよキャンプインに向けたムードが高まって来たプロ野球界。ここでは、新シーズンを占うにあたって、セ・リーグ6球団の『4番打者』に注目した。
過去3シーズンを振り返り、その年で最も多く4番に座った選手とその成績を調査。その結果からチームが抱える問題点や希望の光を探り、2015年の展望を行なった。
● 巨人
[過去3年の4番打者]
2014年:阿部慎之助(57試合) 率.248 本19 点57
2013年:阿部慎之助(99試合) 率.296 本32 点91
2012年:阿部慎之助(80試合) 率.340 本27 点104
ここ3年間続けて最も4番に座っている男・阿部慎之助が一塁手へ転向。不振からの脱却を図る。村田修一やアンダーソン、大穴として大田泰示の名前も挙がるが、果たして4番の座を射止めるのは。
● 阪神
[過去3年の4番打者]
2014年:ゴメス(143試合) 率.283 本26 点109
2013年:マートン(111試合) 率.314 本19 点85
2012年:新井貴浩(64試合) 率.250 本9 点52
外国人選手で失敗続きだった阪神も、昨季はゴメスの大当たりで4番の固定に成功。来日1年目で打点王のタイトルに輝くなど、助っ人として最高の働きを見せた。不安といえば、助っ人4人が揃って活躍したことで新外国人選手の獲得を見送ったこと。ゴメスにプレッシャーをかけるような存在が現れるかどうかがカギになりそうだ。
● 広島
[過去3年の4番打者]
2014年:エルドレッド(110試合) 率.260 本37 点104
2013年:エルドレッド(62試合) 率.247 本13 点32
2012年:エルドレッド(51試合) 率.262 本11 点35
エルドレッドが3年目の大ブレイクを見せ、前半戦は手が付けられないほど打ちまくった。ただし、6月にその勢いに陰りを見せると、8月には月間打率.053と大ブレーキ。球団新記録となる28試合連続三振という不名誉な記録を打ち立てた。終盤活躍を見せたロサリオや、球団史上初の1億円助っ人・グスマンなど、外国人同士の競争意識の高い中で、1年間ハイパフォーマンスを維持することができるだろうか。
● 中日
[過去3年の4番打者]
2014年:平田良介(68試合) 率.277 本11 点65
2013年:和田一浩(82試合) 率.275 本18 点76
2012年:ブランコ(61試合) 率.248 本24 点65
谷繁新監督は平田を4番に据えるも、ケガでの離脱もあって68試合に留まった。ドミニカルートで獲得した新外国人・ナニータは、数字を見る限りではどちらかと言うと中距離ヒッターの部類であり、今年27歳になる平田の覚醒に期待することになりそうだ。
● DeNA
[過去3年の4番打者]
2014年:ブランコ(71試合) 率.283 本17 点60
2013年:ブランコ(131試合) 率.333 本41 点136
2012年:ラミレス(129試合) 率.300 本19 点76
ここ2年で最も多く4番を務めたブランコが退団となった2015年は、筒香嘉智の飛躍に期待。中畑監督も筒香の才能を買っており、「4番は筒香でいこうと思っている」と明言。前後をグリエルとロペスで固める打線がハマれば、他球団の脅威となること間違いなしだ。
● ヤクルト
[過去3年の4番打者]
2014年:バレンティン(98試合) 率.301 本31 点69
2013年:バレンティン(121試合) 率.330 本60 点131
2012年:畠山和洋(89試合) 率.266 本13 点55
健康ならばバレンティンが唯一無二の存在となるが、アキレス腱の手術明けとなる今季は開幕に間に合うか微妙との報道も。昨季、主砲不在時に4番を務めた畠山や雄平、川端慎吾らの奮闘はもちろんのこと、昨年ほぼ一年を棒に振ったミレッジがどれほどの活躍を見せるかがカギとなるだろう。
過去3シーズンを振り返り、その年で最も多く4番に座った選手とその成績を調査。その結果からチームが抱える問題点や希望の光を探り、2015年の展望を行なった。
● 巨人
2013年:阿部慎之助(99試合) 率.296 本32 点91
2012年:阿部慎之助(80試合) 率.340 本27 点104
ここ3年間続けて最も4番に座っている男・阿部慎之助が一塁手へ転向。不振からの脱却を図る。村田修一やアンダーソン、大穴として大田泰示の名前も挙がるが、果たして4番の座を射止めるのは。
● 阪神
[過去3年の4番打者]
2013年:マートン(111試合) 率.314 本19 点85
2012年:新井貴浩(64試合) 率.250 本9 点52
外国人選手で失敗続きだった阪神も、昨季はゴメスの大当たりで4番の固定に成功。来日1年目で打点王のタイトルに輝くなど、助っ人として最高の働きを見せた。不安といえば、助っ人4人が揃って活躍したことで新外国人選手の獲得を見送ったこと。ゴメスにプレッシャーをかけるような存在が現れるかどうかがカギになりそうだ。
● 広島
[過去3年の4番打者]
2013年:エルドレッド(62試合) 率.247 本13 点32
2012年:エルドレッド(51試合) 率.262 本11 点35
エルドレッドが3年目の大ブレイクを見せ、前半戦は手が付けられないほど打ちまくった。ただし、6月にその勢いに陰りを見せると、8月には月間打率.053と大ブレーキ。球団新記録となる28試合連続三振という不名誉な記録を打ち立てた。終盤活躍を見せたロサリオや、球団史上初の1億円助っ人・グスマンなど、外国人同士の競争意識の高い中で、1年間ハイパフォーマンスを維持することができるだろうか。
● 中日
[過去3年の4番打者]
2013年:和田一浩(82試合) 率.275 本18 点76
2012年:ブランコ(61試合) 率.248 本24 点65
谷繁新監督は平田を4番に据えるも、ケガでの離脱もあって68試合に留まった。ドミニカルートで獲得した新外国人・ナニータは、数字を見る限りではどちらかと言うと中距離ヒッターの部類であり、今年27歳になる平田の覚醒に期待することになりそうだ。
● DeNA
[過去3年の4番打者]
2013年:ブランコ(131試合) 率.333 本41 点136
2012年:ラミレス(129試合) 率.300 本19 点76
ここ2年で最も多く4番を務めたブランコが退団となった2015年は、筒香嘉智の飛躍に期待。中畑監督も筒香の才能を買っており、「4番は筒香でいこうと思っている」と明言。前後をグリエルとロペスで固める打線がハマれば、他球団の脅威となること間違いなしだ。
● ヤクルト
[過去3年の4番打者]
2013年:バレンティン(121試合) 率.330 本60 点131
2012年:畠山和洋(89試合) 率.266 本13 点55
健康ならばバレンティンが唯一無二の存在となるが、アキレス腱の手術明けとなる今季は開幕に間に合うか微妙との報道も。昨季、主砲不在時に4番を務めた畠山や雄平、川端慎吾らの奮闘はもちろんのこと、昨年ほぼ一年を棒に振ったミレッジがどれほどの活躍を見せるかがカギとなるだろう。