2013年、楽天が球団創設9年目で初優勝、日本一に輝いたメンバーのレイとハウザーが2年ぶりに復帰した。これまでにもレイとハウザーのように一度日本を離れ、再び戻ってきた選手が多い。そこで、“帰ってきた助っ人”を振り返りたい。

　投手ではスタンリッジが、“帰ってきた助っ人”の1人だ。スタンリッジは2007年から2年間ソフトバンクでプレー。1年目は7勝を挙げるも、翌年1勝も挙げることができず解雇。アメリカで1年間過ごした後、2010年、阪神で日本球界に復帰した。阪神では先発ローテーションの一角として在籍4年間で3度規定投球回に到達。外国人枠の関係で阪神を退団した後、2014年に再びソフトバンクに復帰し11勝をマークした。

　野手では、セギノールも出戻り助っ人の代表格。2002年にオリックスでシーズン3度の左右打席本塁打を放つも、打率.204と振るわず同年で解雇された。翌年、アメリカのマイナーで本塁打と打点の二冠王に輝き、2004年に日本ハムへ。日本ハムでは本塁打を量産するだけでなく、率もしっかり残し、2006年の日本一に貢献した。

　ちなみに2年ぶりに復帰した選手は、セギノール、スタンリッジなどが活躍しているが、ホッジス、アリアスなどは1年でチームを離れている。1度プレーしたことのある楽天に復帰したレイとハウザーは、以前のような活躍を見せることができるか注目だ。

過去の主な出戻り外国人選手の成績

［投手］
ブライアン・シコースキー（2年ぶり復帰）
復帰前：試238　21勝20敗8S　防3.52
復帰後：試200　16勝14敗50S　防2.41

ジェイソン・スタンリッジ（2年ぶり復帰）
復帰前：試20　7勝3敗0S　防3.89
復帰後：試125　46勝44敗0S　防3.02

ケビン・ホッジス（2年ぶり復帰）
復帰前：試64　27勝20敗0S　防4.16
復帰後：試18　2勝12敗0S　防6.44

ジョン・ベイル（4年ぶり復帰）
復帰前：試106　14勝13敗30S 防3.78
復帰後：試30　0勝3敗1S 防7.09

［野手］
フェルナンド・セギノール（2年ぶり復帰）
復帰前：試89　率.204　本23　点47
復帰後：試678　率.281　本149　点436
＊09年、10年シーズン途中復帰も含む

タフィ・ローズ（2年ぶり復帰）
復帰前：試1313　率.285　本360　点993
復帰後：試361　率.289　本104　点276

ジョージ・アリアス（2年ぶり復帰）
復帰前：試622　率.262　本159　点431
復帰後：試17　率.167　本2　点5

リック・ショート（3年ぶり復帰）
復帰前：試127　率.303　本12　点58
復帰後：試419　率.317　本23　点171