オープン戦の開幕を21日に控え、いよいよ大詰めを迎えている春季キャンプ。いよいよ本格的な実戦を迎える前に、各球団のキャンプを振り返って行きたい。
工藤公康新監督を迎え、日本一連覇を目指すソフトバンク。松坂大輔の“怪物リターン”フィーバーや、新監督自らが打撃投手を務めてのフリー打撃など、様々に話題を提供してきたチームのポジティブ要素とネガティブ要素とは...。
熾烈なローテーション争いが繰り広げられる投手陣では、3年目の東浜巨が好印象を残す。紅白戦2試合で好投した右腕は、21日のオープン戦開幕投手にも指名されるなど、指揮官からの信頼は厚い。かねてから大きな期待を受けていた12年のドラフト1位に、ついに開花の兆し...!?
また、新加入のリック・バンデンハークも好投を見せる。韓国リーグで防御率と奪三振の投手二冠に輝いた助っ人は、1回を貫禄の1奪三振無失点。長身から投げ下ろされるストレートはこの時期で150キロを越え、視察した西武の福島スコアラーも福島「スタンリッジみたいだ」と警戒。能力の片鱗を見せつけた。
その一方で、不安定な面を見せたのが武田翔太。昨年の日本シリーズ第2戦では、6回二死まで阪神打線をパーフェクトに抑える好投を見せ、阪神のポストシーズンの連勝をストップ。そこから勢いに乗ったソフトバンクは一気の4連勝で日本一の栄冠を掴んだ。
ところが、今年はここまでの紅白戦で2試合に登板し、5イニングを5失点。日米野球に続いて侍ジャパンに選出されるなど高い評価を受けながら、苦しい調整が続いている。
佐藤義則コーチが軸として挙げた中田賢一、大隣憲司、摂津正はそのまま堅い考えると、残る3枠をスタンリッジ、松坂大輔、バンデンハーク、武田翔太、東浜巨、飯田優也、山田大樹、岩崎翔、帆足和幸らで争う超激戦の先発ローテーション。21日から始まる1ヶ月に渡るオープン戦を経て、開幕ローテを勝ち取るのは誰なのか。チャンピオンチームで火花散る先発投手陣の争いから今後も目が離せない。
● ポジティブ要素
・東浜巨に覚醒の兆し
・新助っ人・バンデンハークの評価上昇中
・チームを引っ張る松田宣浩が絶好調
● ネガティブ要素
・武田翔太の不調
・手術明けの長谷川勇也の状態
川島慶三 → 14日、インフルエンザA型を発症し、練習を早退
工藤公康新監督を迎え、日本一連覇を目指すソフトバンク。松坂大輔の“怪物リターン”フィーバーや、新監督自らが打撃投手を務めてのフリー打撃など、様々に話題を提供してきたチームのポジティブ要素とネガティブ要素とは...。
熾烈なローテーション争いが繰り広げられる投手陣では、3年目の東浜巨が好印象を残す。紅白戦2試合で好投した右腕は、21日のオープン戦開幕投手にも指名されるなど、指揮官からの信頼は厚い。かねてから大きな期待を受けていた12年のドラフト1位に、ついに開花の兆し...!?
また、新加入のリック・バンデンハークも好投を見せる。韓国リーグで防御率と奪三振の投手二冠に輝いた助っ人は、1回を貫禄の1奪三振無失点。長身から投げ下ろされるストレートはこの時期で150キロを越え、視察した西武の福島スコアラーも福島「スタンリッジみたいだ」と警戒。能力の片鱗を見せつけた。
その一方で、不安定な面を見せたのが武田翔太。昨年の日本シリーズ第2戦では、6回二死まで阪神打線をパーフェクトに抑える好投を見せ、阪神のポストシーズンの連勝をストップ。そこから勢いに乗ったソフトバンクは一気の4連勝で日本一の栄冠を掴んだ。
ところが、今年はここまでの紅白戦で2試合に登板し、5イニングを5失点。日米野球に続いて侍ジャパンに選出されるなど高い評価を受けながら、苦しい調整が続いている。
佐藤義則コーチが軸として挙げた中田賢一、大隣憲司、摂津正はそのまま堅い考えると、残る3枠をスタンリッジ、松坂大輔、バンデンハーク、武田翔太、東浜巨、飯田優也、山田大樹、岩崎翔、帆足和幸らで争う超激戦の先発ローテーション。21日から始まる1ヶ月に渡るオープン戦を経て、開幕ローテを勝ち取るのは誰なのか。チャンピオンチームで火花散る先発投手陣の争いから今後も目が離せない。
● ポジティブ要素
・東浜巨に覚醒の兆し
・新助っ人・バンデンハークの評価上昇中
・チームを引っ張る松田宣浩が絶好調
● ネガティブ要素
・武田翔太の不調
・手術明けの長谷川勇也の状態
離脱者情報
中村晃 → 12日、ウイルス性胃腸炎で練習を早退(14日に復帰)川島慶三 → 14日、インフルエンザA型を発症し、練習を早退