ニュース

危惧される“ベンチ内”バトル 連覇めざすソフトバンクに囁かれる不安要素とは

無断転載禁止
今年はソフトバンクのベンチにも注目・・・[Getty Images]
 工藤公康新監督のもと、2年連続の日本一に挑むソフトバンク。充実の戦力はそのままに、メッツをFAとなっていた松坂大輔の獲得に成功するなど、連覇へ向けた準備を整えた。

 そんなソフトバンクでにわかに危惧されているのが、新体制でのチーム内“バトル”である。

 この度、新たに投手コーチとして佐藤義則氏と吉井理人氏を招へい。監督の工藤氏と3人合わせて日米通算510勝という超豪華なトライアングルが完成したのだが、それぞれが偉大な実績と経歴を持ち、それぞれの考え方を持っている中で、3人の意見を上手くまとめて進んで行くことができるのか。大きな注目ポイントであり、気がかりなポイントでもある。

 今年61歳を迎える佐藤コーチには『チーフ』の肩書がついており、投手コーチのまとめ役としての働きが期待されるが、コーチ歴16年、このソフトバンクが5球団目となるベテランと、52歳の新任監督という“微妙”な関係性は気になるところ。

 もう一人、吉井コーチは3人の中で最も若い50歳であるが、2008年~2012年まで日本ハムで5年間のコーチ経験を持つ。ただし、前回コーチを辞任する理由となったのが「監督との確執」であった。自ら退団を申し出た吉井氏は、「監督とうまくいかないで迷惑をかけることもある。作戦を決めるのは監督。僕が邪魔になるのならいない方がいいと思い、こうなりました」と説明。最後には「コーチの仕事は本当に難しい」と報道陣にこぼした。

 ちなみに工藤監督と吉井コーチは、昨年4月に同じタイミングで筑波大大学院の人間総合科学研究科に入学しているが、同時入学となったことに関しては「まったくの偶然」であったとのこと。この2人のグラウンド上での共演も注目を集めそうだ。

 上で触れた栗山監督と吉井コーチや、2012年中日の高木守道監督と権藤博コーチなど、野手出身監督と投手コーチの対立という構図が目立った近年の中で、今回のこの特異なトライアングルが連覇を狙うチームにどのような化学変化をもたらすか。

 今シーズンは野球の部分だけでなく、実績ある元投手3人が並ぶソフトバンクのベンチからも目が離せない。
ツイート シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西