ニュース 2015.02.26. 20:17

広島・黒田は完投勝利 10年前の12球団の開幕投手といえば…

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07年以来、広島に復帰した黒田博樹©ベースボールキング
 21日からオープン戦が始まり、2015年のシーズン開幕に向けて各球団、調整を進めている。そこで気になるのが、開幕投手。エースと呼ばれる投手が、シーズン最初の大事なマウンドを任される。そこで、今から10年前の05年に開幕投手を務めた投手たちを振り返っていきたい。

 10年前の各球団のエースといえば、斉藤和巳(ソフトバンク)、松坂大輔(西武)、岩隈久志(楽天)、上原浩治(巨人)、川上憲伸(中日)、黒田博樹(広島)などが挙げられる。

 巨人の上原と投げあった広島の黒田は、高橋由伸に本塁打を浴びるなど、8回までに2失点。しかし1点ビハインドの9回にドラマが待っていた。巨人の当時守護神・ミセリからラロッカが本塁打を放ち同点に追いつくと、今季から監督を務める緒方孝市の2ランで逆転に成功。このリードを黒田が守り抜き完投勝利を挙げた。

 パ・リーグでは、新規参入球団の楽天がロッテと対戦。球団初の公式戦で開幕マウンドを務めたのは岩隈久志。打線が3回に2点を先制すると、岩隈もロッテの走塁ミスなどにも助けられ、9回を1失点に抑え完投勝利。楽天の球団初勝利に大きく貢献した。

 その他では、ソフトバンクのエース・斉藤が右肩痛のため、当時3年目の和田毅が開幕を務め、8回途中1失点にまとめ勝利投手になっている。

 今季も3月27日にプロ野球が開幕する。日本ハムの大谷翔平が開幕投手に内定しているが、他球団も順当にエースが務めるのだろうか。

10年前の開幕投手一覧

和田毅(ソフトバンク)
開幕戦成績:○ 7回2/3 5安打 8奪三振 1失点

川越英隆(オリックス)
開幕戦成績:- 6回2/3 6安打 3奪三振 2失点

ミラバル(日本ハム)
開幕戦成績:● 7回 4安打 6奪三振 3失点

清水直行(ロッテ)
開幕戦成績:● 8回1/3 6安打 6奪三振 3失点

松坂大輔(西武)
開幕戦成績:- 8回 4安打 12奪三振 0失点

岩隈久志(楽天)
開幕戦成績:○ 9回 5安打 7奪三振 1失点

上原浩治(巨人)
開幕戦成績:- 7回 4安打 5奪三振 1失点

井川慶(阪神)
開幕戦成績:● 8回 8安打 5奪三振 6失点

黒田博樹(広島)
開幕戦成績:○ 9回 5安打 7奪三振 2失点

川上憲伸(中日)
開幕戦成績:○ 9回 6安打 7奪三振 0失点

石川雅規(ヤクルト)
開幕戦成績:○ 7回 5安打 3奪三振 1失点

三浦大輔(横浜)
開幕戦成績:● 8回0/3 4安打 8奪三振 4失点
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