ソフトバンクの松坂大輔は17日、ロッテとのオープン戦で、入団後本拠地初登板を果たした。

　2度目の実戦登板となった前回10日の巨人戦（長崎）では、制球が定まらず3回3四球2失点で降板。予定していた4回を投げることができなかった松坂は「何もできなかった。やりたいことがあったけど、それもできなかった」と話していた。

　それ以来の登板となったこの日は、本拠地・ヤフオクドームでの先発ということもあり、ファンの前で良い投球を見せたいところだった。しかし初回、1番荻野、2番鈴木に連打を浴びいきなり無死一、三塁のピンチを招くと、3番角中に左中間を破られるタイムリー二塁打で先制を許す。さらに今江にも高めの変化球を捉えられ2点タイムリーと、初回は高めに浮いた球を狙われ3失点。

　2回は先頭の中村を124キロのスライダーで空振り三振に打ち取ると、続く肘井を三飛、田村を三ゴロと7番から始まる下位打線を三者凡退に抑えた。これで勢いに乗った松坂は、3回から5回までに出した走者は5回の失策のみ。

　グラウンド整備が終わった6回のマウンドも上がり、簡単に二死とした後、今江に四球で出塁を許すも、井口を見逃し三振に仕留めた。松坂はこの回を投げ終えたところで降板した。

　本拠地初登板は、初回に4連打で3点を失うなど課題を残したが、2回以降はロッテ打線を封じ6回を投げて3失点だった。

【松坂の投球詳細】
6回 4安打 4奪三振 1四死球 3失点