時は2009年、24歳だった西岡剛(現阪神)と20歳だった平田良介(中日)、19歳だった中田翔(日本ハム)の大阪桐蔭出身の3人は、共に合同自主トレを行い、当時の人気クイズ番組から誕生した大人気トリオ『羞恥心』に対抗して『好奇心』を結成した。
あれから6年…。この3人は今、自身のキャリアを左右する重要な1年を目前に控えている。
メジャーの舞台も経験し、今年で31歳を迎える西岡。今年は上本博紀と二塁のレギュラー争いを繰り広げていたものの、2月25日に和田豊監督から4度目の要請を受け、ついに三塁転向を決意。三塁でレギュラー獲りを目指し奮闘しているが、ここまでオープン戦7試合に出場して打率は.133と打撃不振に陥っている。
さらに、ここに来て右肘の違和感で12日のヤクルトとのオープン戦は欠場。15日に練習復帰しているが、右肘の具合は気になるところ。昨季は開幕直後の大ケガで24試合の出場にとどまり、今季に懸ける思いは強い。2010年には、シーズン206安打を記録したこともある実力者。今季、復活のシーズンとすることはできるのだろうか。
今年で27歳を迎える平田は昨季、開幕戦で4番を務めるなど9年目にして初めて規定打席に到達。レギュラーとして確固たる地位を築いたかに見えた。
ところが、今春のキャンプでは調整不足による体重オーバーでまさかの二軍スタート。平田が二軍で汗を流している頃、一軍キャンプでは新人の友永翔太、井領雅貴が好調だったこともあり、一軍からはなかなか声がかからず。一軍合流に合流したのは3月13日のことであった。
それでも、14日と15日のオープン戦でスタメン出場すると、15日のソフトバンク戦では、一昨年まで一緒にプレーした中田賢一からライト前にタイムリーを放つなど、意地を見せた。スタートは躓いたが、この苦しい経験を活かしてレギュラーの座を不動のモノにしたいところだ。
最後は、4月に26歳を迎える中田。今年は4番の重圧をはね除けなければいけない1年になりそうだ。
10日、11日に行われた欧州代表との強化試合では、7打数1安打の成績。“日本の4番”としての役割を果たせなかった。また、チームでも稲葉篤紀、金子誠といったベテランが相次いで現役を引退し、今度はチームを引っ張る存在として昨季以上の活躍が求められる。そのプレッシャーもあってか、オープン戦では打率.158、3打点といまひとつ元気がない。この苦境を乗り越え、“真の4番”となることができるか。
プロ野球選手にとっては毎年大事な1年になるが、特にこの3人に関しては、野球人生の今後を占う意味でも重要な1年となりそうだ。
あれから6年…。この3人は今、自身のキャリアを左右する重要な1年を目前に控えている。
メジャーの舞台も経験し、今年で31歳を迎える西岡。今年は上本博紀と二塁のレギュラー争いを繰り広げていたものの、2月25日に和田豊監督から4度目の要請を受け、ついに三塁転向を決意。三塁でレギュラー獲りを目指し奮闘しているが、ここまでオープン戦7試合に出場して打率は.133と打撃不振に陥っている。
さらに、ここに来て右肘の違和感で12日のヤクルトとのオープン戦は欠場。15日に練習復帰しているが、右肘の具合は気になるところ。昨季は開幕直後の大ケガで24試合の出場にとどまり、今季に懸ける思いは強い。2010年には、シーズン206安打を記録したこともある実力者。今季、復活のシーズンとすることはできるのだろうか。
今年で27歳を迎える平田は昨季、開幕戦で4番を務めるなど9年目にして初めて規定打席に到達。レギュラーとして確固たる地位を築いたかに見えた。
ところが、今春のキャンプでは調整不足による体重オーバーでまさかの二軍スタート。平田が二軍で汗を流している頃、一軍キャンプでは新人の友永翔太、井領雅貴が好調だったこともあり、一軍からはなかなか声がかからず。一軍合流に合流したのは3月13日のことであった。
それでも、14日と15日のオープン戦でスタメン出場すると、15日のソフトバンク戦では、一昨年まで一緒にプレーした中田賢一からライト前にタイムリーを放つなど、意地を見せた。スタートは躓いたが、この苦しい経験を活かしてレギュラーの座を不動のモノにしたいところだ。
最後は、4月に26歳を迎える中田。今年は4番の重圧をはね除けなければいけない1年になりそうだ。
10日、11日に行われた欧州代表との強化試合では、7打数1安打の成績。“日本の4番”としての役割を果たせなかった。また、チームでも稲葉篤紀、金子誠といったベテランが相次いで現役を引退し、今度はチームを引っ張る存在として昨季以上の活躍が求められる。そのプレッシャーもあってか、オープン戦では打率.158、3打点といまひとつ元気がない。この苦境を乗り越え、“真の4番”となることができるか。
プロ野球選手にとっては毎年大事な1年になるが、特にこの3人に関しては、野球人生の今後を占う意味でも重要な1年となりそうだ。