広島の前田健太と黒田博樹、阪神のメッセンジャーと能見篤史などエース格の投手を複数抱える球団が存在する。リーグ優勝を目指すためには、力のある先発投手が2人いるのは心強い。そこで、2000年以降同一球団から15勝以上挙げた投手が複数いたとき、チームがどのような成績を残したのか振り返っていきたい。
13年、田中将大(現ヤンキース)と則本昂大の2人で合計39勝を挙げた楽天は、球団創設9年目で初めてリーグ優勝、日本一を達成した。特にエースの田中はシーズン中、1度も敗れることなく24勝。本拠地では13試合に登板して11勝、防御率1.03と抜群の安定感を誇った。新人では29年ぶりに開幕投手を務めた則本も調子を落とした時期もあったが、15勝をマーク。田中だけでなく、1年目の則本も15勝挙げたことも優勝の要因といえそうだ。
ソフトバンクは05年に斉藤和巳(16勝)と杉内俊哉(18勝)、10年に和田毅(17勝)、杉内(16勝)、11年にホールトン(19勝)、和田(16勝)と3度ある。05年はリーグ優勝を逃しているが、10年と11年はリーグ連覇を達成。11年には日本一に輝いた。斉藤は08年以降故障の影響で登板することができなかったが、杉内、和田、ホールトン、攝津正といったエースに近い仕事ができる投手が複数いたこともかなり大きいだろう。
2000年以降で4例しかなくハードルはかなり高いが、同一球団から複数の投手が15勝以上挙げることができれば、リーグ優勝もかなり近づく。今年はこれを達成する球団は出てくるのだろうか。
●ソフトバンク(2位)
杉内俊哉
成績:26試 18勝4敗0S 防2.11
斉藤和巳
成績:22試 16勝1敗0S 防2.92
2010年
●ソフトバンク(優勝)
和田毅
成績:26試 17勝8敗0S 防3.14
杉内俊哉
成績:27試 16勝7敗0S 防3.55
2011年
●ソフトバンク(優勝、日本一)
ホールトン
成績:26試 19勝6敗0S 防2.19
和田毅
成績:26試 16勝5敗0S 防1.51
2013年
●楽天(優勝、日本一)
田中将大
成績:28試 24勝0敗1S 防1.27
則本昂大
成績:27試 15勝8敗0S 防3.34
13年、田中将大(現ヤンキース)と則本昂大の2人で合計39勝を挙げた楽天は、球団創設9年目で初めてリーグ優勝、日本一を達成した。特にエースの田中はシーズン中、1度も敗れることなく24勝。本拠地では13試合に登板して11勝、防御率1.03と抜群の安定感を誇った。新人では29年ぶりに開幕投手を務めた則本も調子を落とした時期もあったが、15勝をマーク。田中だけでなく、1年目の則本も15勝挙げたことも優勝の要因といえそうだ。
ソフトバンクは05年に斉藤和巳(16勝)と杉内俊哉(18勝)、10年に和田毅(17勝)、杉内(16勝)、11年にホールトン(19勝)、和田(16勝)と3度ある。05年はリーグ優勝を逃しているが、10年と11年はリーグ連覇を達成。11年には日本一に輝いた。斉藤は08年以降故障の影響で登板することができなかったが、杉内、和田、ホールトン、攝津正といったエースに近い仕事ができる投手が複数いたこともかなり大きいだろう。
2000年以降で4例しかなくハードルはかなり高いが、同一球団から複数の投手が15勝以上挙げることができれば、リーグ優勝もかなり近づく。今年はこれを達成する球団は出てくるのだろうか。
2000年以降15勝以上を2人達成したチーム
2005年●ソフトバンク(2位)
杉内俊哉
成績:26試 18勝4敗0S 防2.11
斉藤和巳
成績:22試 16勝1敗0S 防2.92
2010年
●ソフトバンク(優勝)
和田毅
成績:26試 17勝8敗0S 防3.14
杉内俊哉
成績:27試 16勝7敗0S 防3.55
2011年
●ソフトバンク(優勝、日本一)
ホールトン
成績:26試 19勝6敗0S 防2.19
和田毅
成績:26試 16勝5敗0S 防1.51
2013年
●楽天(優勝、日本一)
田中将大
成績:28試 24勝0敗1S 防1.27
則本昂大
成績:27試 15勝8敗0S 防3.34