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20代後半にトミージョン手術を受けた日本人投手といえば…

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トミージョン手術を受けることになったレンジャーズのダルビッシュ有[Getty Images]
 右肘の内側側副じん帯を部分断裂したレンジャーズのダルビッシュ有が現地時間13日、トミー・ジョン手術を受けることを発表した。ダルビッシュは高校時代に甲子園を沸かせ、プロ入り後は高卒2年目から先発ローテーション入り。日米あわせて9年連続二桁勝利をマークするなど若い頃から一軍で活躍し、現在28歳のダルビッシュ。そこで、これまでに20代後半でトミージョン手術を受けた主な日本人投手を振り返っていきたい。

 元巨人の桑田真澄氏は、27歳の時に同手術を受けている。桑田氏もダルビッシュと同様に高校時代から甲子園で活躍し、85年ドラフト1位で巨人に入団。プロ入り2年目の87年に先発に定着すると15勝をマークし、防御率2.17で最優秀防御率のタイトルを獲得。89年からは斎藤雅樹氏、槙原寛己氏とともに『先発三本柱』を形成し、94年の『10.8』決戦では7回から登板し胴上げ投手にもなっている。

 順調にプロのキャリアを積んできたが、95年6月15日の阪神戦(東京ドーム)で、湯舟敏郎が放った三塁線の小フライを飛びついた際に、右肘を強打。6回途中までマウンドに上がっていたが、その後の検査で右肘側副靭帯の断裂と分かり、トミージョン手術を受けた。

 95年の残りのシーズンと96年を棒に振り97年に復帰。復帰後は97年(10勝)と98年(16勝)に2年連続二桁勝利をマークし、02年に自身2度目となる最優秀防御率(2.22)に輝いた。だが、その他のシーズンでは精彩を欠いた投球も多く、全盛期のような力を出し切れなかった印象だ。

 若手時代に150キロを超す力強いストレートを武器に打者をねじ伏せたソフトバンクの五十嵐亮太も、ヤクルト時代の06年オフに同手術を受けた。手術時27歳だった五十嵐は07年はリハビリに費やし、08年に復帰。

 復帰した08年に48試合に登板すると、翌年は56試合に登板。10年から3年間活躍の舞台をアメリカに移し、ヤンキース時代にはナックルカーブを習得。13年からプレーするソフトバンクでは力で推すだけでなく、ナックルカーブを織り交ぜ打者を封じている。
 
 また、メジャーリーグではストラスバーグ(ナショナルズ)や田沢純一(レッドソックス)など20代前半にトミージョン手術を受け、復帰後活躍しているケースが多い。

 20代後半でトミージョン手術を受けた主な投手は以下の通り

20代後半でトミージョン手術を受けた主な日本人投手

桑田真澄(95年:27歳)
【手術前成績】
243試 109勝85敗2S 1791.1回 防3.12
【手術後成績】
NPB:199試 64勝56敗12S 970.1回 防4.33
MLB:19試 0勝1敗0S 21回 防9.43

五十嵐亮太(06年:27歳)
【手術前成績】
407試 41勝25敗48S 472.2回 防3.33
【手術後成績】
NPB:214試 10勝10敗20S 210回 防2.40
MLB:83試 5勝2敗0S 73回 防6.41

吉見一起(13年:28歳)
【手術前成績】
147試 71勝31敗0S 854回 防2.54
【手術後成績】
3試 0勝1敗0S 15回 防4.20

その他トミージョン手術を受けたことのある主な日本人投手

田沢純一(10年)
松坂大輔(11年)
和田毅(12年)
藤川球児(13年)
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