2日23時よりJ SPORTS 3で、『ドキュメンタリー〜The REAL〜投手生命を救え! トミー・ジョン手術から40年〜日米最新事情〜』が放送される。
この番組は、トミー・ジョン手術の現状ついて、手術名にもなっているトミー・ジョン氏のインタビューや、国内外の肘の権威である医師や整体師へのインタビューを実施。また、現役時代に右肘にメスを入れた経験を持つ桑田真澄氏もインタビュアーとして取材を行っている。
ベースボールキングでは、同番組でナレーションを務める石井一久氏にインタビューを行った。
【石井一久氏インタビュー】
- 今回、『トミージョン手術』を取り上げたドキュメンタリーに携わった感想は?
「『トミー・ジョン』って皆さん言いますけど、実際はなんなのか。ただ、じん帯が切れちゃうことなの? それくらいしか皆さん思ってないと思う。
(肘の故障やトミー・ジョン手術の是非は)みんな意見が違うし、必ずしも、こうしちゃったらじん帯が切れるって根拠がある訳ではない。もちろん、ダメージがあるから切れるんですけど、そこ以外はあまり分かっていないので、こういう突っ込んだ話を出来る番組とか、しっかりと何が問題になるかを考えた番組は貴重だと思うんですよね。トミー・ジョン手術とはこういうものですと、しっかり紹介が出来る番組はいいと思うし、自分自身もそういうものにしっかり携わっていきたい思いはあります」
- 2014年は『トミー・ジョン』という言葉が一人歩きしたように思います
「流行ってしまったと言ったら、(ケガをした人達に)申し訳ないですけど、一度大きく取り上げられると、そればっかりになっちゃうので…。
昔から肘のトミージョン自体はあったはずなのに、今なんで、ここでこんなにクローズアップされたのか。
ただ、マスコミの流行りで、今まであったものが“ポン”って出ちゃったのかな、と。
でも、(出しっ放しで)誰もしまわない。きっちり、出したものをしまうには、こういう検証番組で説明が行われないとダメだと思う」
- 今年、田中将大投手の故障やダルビッシュ投手の中6日発言などで『トミー・ジョン手術』やメジャーで頻発する肘の故障と早期手術が大きく取り上げられることになりました。その中で、田中投手のケガはボールの問題、マウンドの固さ、登板間隔など、犯人捜しのような報道が相次ぎました
「ダルビッシュ君が言う事も一理あるし…。ただ、岩隈君も言うんですけど、中4日に耐える事が出来る、それがメジャーのローテーションピッチャーだってプライドを持って、岩隈投手みたいにやってる投手もいる。それが出来ないのであれば、メジャーのピッチャーではないんじゃないかなとは思います。
ただ、(故障の原因については)色々な考え方があるし、結局マスコミが引き出しの中から引っ張りだして、そのままにしてるんだろうなって思います」
- 石井投手自身、メジャーから戻った後にチームメイトから肩、肘のケアなどでアドバイスを求められることも多かったのですか
「技術を教えるのは好きじゃないのですが…もちろん、聞かれたら少しは言いますけど。それ以上に肩や肘のケアの仕方を分かっていない人が多かった。自分が手術をした頃って、そこまで肩や肘と向き合えないリハビリが日本では多かったので、実際の肩の構造や作りなど勉強したことについては伝えていました」
- この番組をどういう人に見てもらいたい?
「野球をやっている人はもちろんなんですけど、多くの人に本当の意味を知って欲しい。トミー・ジョンという一言で簡単に片付けて欲しくない。色々な人の思いや人生があった上で『トミー・ジョン手術』にしても今があるので、ちゃんとした知識を付けて欲しい。野球をやってない人でも、野球だけの部分ではないので、トレーナーだったり、スポーツ医学を勉強したい人に見てもらいたいですね。
(番組で出てる人達は)一流の人達で、直接話しを聞けない人達です。出演しているアンドリュー医師とかは全米でも1、2を争う先生ですし、国内でも権威と呼ばれる医師の話は、対面で聞いた訳ではなくても貴重ですよね」
- 今回、ナレーションをするにあたって、奥様(元フジテレビアナウンサー・木佐彩子さん)から何かアドバイスはありましたか?
「ナレーションできんの?って聞かれました。まぁ、落ち着いてやりなさいってアドバイスもらいました。(笑)」
<放送予定>
この番組は、トミー・ジョン手術の現状ついて、手術名にもなっているトミー・ジョン氏のインタビューや、国内外の肘の権威である医師や整体師へのインタビューを実施。また、現役時代に右肘にメスを入れた経験を持つ桑田真澄氏もインタビュアーとして取材を行っている。
ベースボールキングでは、同番組でナレーションを務める石井一久氏にインタビューを行った。
【石井一久氏インタビュー】
- 今回、『トミージョン手術』を取り上げたドキュメンタリーに携わった感想は?
「『トミー・ジョン』って皆さん言いますけど、実際はなんなのか。ただ、じん帯が切れちゃうことなの? それくらいしか皆さん思ってないと思う。
(肘の故障やトミー・ジョン手術の是非は)みんな意見が違うし、必ずしも、こうしちゃったらじん帯が切れるって根拠がある訳ではない。もちろん、ダメージがあるから切れるんですけど、そこ以外はあまり分かっていないので、こういう突っ込んだ話を出来る番組とか、しっかりと何が問題になるかを考えた番組は貴重だと思うんですよね。トミー・ジョン手術とはこういうものですと、しっかり紹介が出来る番組はいいと思うし、自分自身もそういうものにしっかり携わっていきたい思いはあります」
- 2014年は『トミー・ジョン』という言葉が一人歩きしたように思います
「流行ってしまったと言ったら、(ケガをした人達に)申し訳ないですけど、一度大きく取り上げられると、そればっかりになっちゃうので…。
昔から肘のトミージョン自体はあったはずなのに、今なんで、ここでこんなにクローズアップされたのか。
ただ、マスコミの流行りで、今まであったものが“ポン”って出ちゃったのかな、と。
でも、(出しっ放しで)誰もしまわない。きっちり、出したものをしまうには、こういう検証番組で説明が行われないとダメだと思う」
- 今年、田中将大投手の故障やダルビッシュ投手の中6日発言などで『トミー・ジョン手術』やメジャーで頻発する肘の故障と早期手術が大きく取り上げられることになりました。その中で、田中投手のケガはボールの問題、マウンドの固さ、登板間隔など、犯人捜しのような報道が相次ぎました
「ダルビッシュ君が言う事も一理あるし…。ただ、岩隈君も言うんですけど、中4日に耐える事が出来る、それがメジャーのローテーションピッチャーだってプライドを持って、岩隈投手みたいにやってる投手もいる。それが出来ないのであれば、メジャーのピッチャーではないんじゃないかなとは思います。
ただ、(故障の原因については)色々な考え方があるし、結局マスコミが引き出しの中から引っ張りだして、そのままにしてるんだろうなって思います」
- 石井投手自身、メジャーから戻った後にチームメイトから肩、肘のケアなどでアドバイスを求められることも多かったのですか
「技術を教えるのは好きじゃないのですが…もちろん、聞かれたら少しは言いますけど。それ以上に肩や肘のケアの仕方を分かっていない人が多かった。自分が手術をした頃って、そこまで肩や肘と向き合えないリハビリが日本では多かったので、実際の肩の構造や作りなど勉強したことについては伝えていました」
- この番組をどういう人に見てもらいたい?
「野球をやっている人はもちろんなんですけど、多くの人に本当の意味を知って欲しい。トミー・ジョンという一言で簡単に片付けて欲しくない。色々な人の思いや人生があった上で『トミー・ジョン手術』にしても今があるので、ちゃんとした知識を付けて欲しい。野球をやってない人でも、野球だけの部分ではないので、トレーナーだったり、スポーツ医学を勉強したい人に見てもらいたいですね。
(番組で出てる人達は)一流の人達で、直接話しを聞けない人達です。出演しているアンドリュー医師とかは全米でも1、2を争う先生ですし、国内でも権威と呼ばれる医師の話は、対面で聞いた訳ではなくても貴重ですよね」
- 今回、ナレーションをするにあたって、奥様(元フジテレビアナウンサー・木佐彩子さん)から何かアドバイスはありましたか?
「ナレーションできんの?って聞かれました。まぁ、落ち着いてやりなさいってアドバイスもらいました。(笑)」
<放送予定>