15日に横浜スタジアムで行われたDeNA対阪神とのオープン戦で、05年の実数発表以降オープン戦最多となる2万4829人のファンが集まった。試合には敗れたがDeNAの中畑清監督も「ファンの熱さを感じて最後まで諦めないウチらしい野球ができた」と話したほど。そこで、16日終了時点で、12球団のオープン戦ホームゲームの観客動員数を振り返っていきたい。

　ソフトバンクはオープン戦のホームゲーム1試合平均の観客動員数は2万7250人。15日にヤフオクドームで行われた中日戦では、今オープン戦最多となる3万8381人のファンが野球観戦を楽しんだ。また、平日に行われたオープン戦でありながら11日と12日の巨人戦では、3万人以上のファンがヤフオクドームに足を運んでいる。昨季、主催試合の年間観客動員数が最高記録（実数発表になってから）を更新したが、今季も06年以来日本球界に復帰した松坂大輔を獲得するなど観客動員数に期待がもてそうだ。

　また、8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹が本拠地マツダスタジアムで初登板となった8日のオープン戦では、2万2942人のファンが集まり黒田を応援した。オープン戦過去最多動員には及ばなかったものの、シーズンが開幕してからも黒田の登板時には多くのファンがマツダスタジアムに訪れるだろう。

　オープン戦でもたくさんのファンが球場で野球を楽しんでいる。3月27日のプロ野球開幕を待ちわびているファンは多いのではないだろうか。

オープン戦ホームゲーム1試合平均の観客動員数ランキング

1位 ソフトバンク
1試合平均：27,250
ホームゲーム数：8
【最多観客動員】
3月15日　38,381（ヤフオクドーム）
【最少観客動員】
2月21日　9,032（宮崎アイビー）

2位　巨人
1試合平均：18,929
ホームゲーム数：4
【最多観客動員】
3月1日　 27,159（東京ドーム）
【最少観客動員】
2月22日　9,215（那覇）

3位　広島
1試合平均：18,869
ホームゲーム数：4
【最多観客動員数】
3月8日　 22,942（マツダ）
【最少観客動員数】
3月14日　13,050（福山）

4位　中日
1試合平均：12,988
ホームゲーム数：5
【最多観客動員】
3月1日　 32,536（ナゴヤドーム）
【最少観客動員】
2月21日　2,016（北谷）

5位　DeNA
1試合平均：11,991
ホームゲーム数：7
【最多観客動員】
3月15日 24,829（横浜）
【最少観客動員】
3月12日 7,849（横浜）

6位　西武
1試合平均：11,380
ホームゲーム数：2
【最多観客動員】
3月14日　15,223（西武プリンス）
【最少観客動員】
3月15日　7,537（西武プリンス）

7位　日本ハム
1試合平均：10,403
ホームゲーム数：7
【最多観客動員】
3月3日　17,479（札幌ドーム）
【最少観客動員】
2月21日 2,217（名護）

8位　阪神
1試合平均：9,507
ホームゲーム数：7
【最多観客動員】
3月8日　 22,073（甲子園）
【最少観客動員】
3月6日　 5,135（甲子園）

9位　ロッテ
1試合平均：9,285
ホームゲーム数：5
【最多観客動員】
3月14日 14,157（QVCマリン）
【最少観客動員】
3月11日 4,622（QVCマリン）

10位　オリックス
1試合平均：8,969
ホームゲーム数：8
【最多観客動員】
3月7日　21,844（京セラD大阪）
【最少観客動員】
3月12日 3,583（姫路）

11位　楽天
1試合平均：7,059
ホームゲーム数：5
【最多観客動員】
3月8日　 16,325（倉敷）
【最少観客動員】
3月10日　1,257（明石）

12位　ヤクルト
1試合平均：6,815
ホームゲーム数：1
2月22日　6,815（浦添）

※3月16日終了時点のもの