広島は4日、敵地ナゴヤドームで行われた中日との2回戦、先発に黒田博樹を立てるも打線が援護することができず敗れ、5連敗。5位で並んでいた巨人が勝利したため、広島は単独最下位に沈んだ。

　なんとしても連敗を止めたい広島。投手陣はチーム防御率2.55とリーグ2位とまずまずだが、打線はリーグワーストの19得点と得点力不足に泣いている。先発の福井優也は今季初の一軍マウンドになるだけに、早めに得点を挙げ、楽な展開に持ち込みたい。そのためにも、ポイントゲッターになる4番グスマンの働きが大事になってくる。ここまで3打点をマークしているが、得点圏打率は.182とやや勝負弱い印象。4日の中日戦でも、初回二死三塁の第1打席で空振り三振に倒れ、先制点をもたらすことができなかった。今日はチャンスで一本打ちたいところだ。

　対する中日は開幕カードの阪神戦こそ3連敗を食らったものの、本拠地ナゴヤドームに戻ってからは5連勝で一気に首位浮上。主軸の森野将彦の故障は痛いが、福田永将や亀沢恭平といった若い選手が台頭し、チームに良い影響をもたらしている。チーム打率.289と37得点はともにリーグ1位。序盤から打線が機能し、有利な展開に持ち込みたい。

　中日対広島の一戦は14時にナゴヤドームでプレイボールする。

【4月5日の試合予定】

DeNA（三嶋）− ヤクルト（杉浦）

＜横浜　13時00分＞

巨人（高木勇）− 阪神（藤浪）

＜東京ドーム　14時00分＞

中日（伊藤）− 広島（福井）

＜ナゴヤドーム　14時00分＞