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かつて先発の柱として活躍した投手たちが復活?

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6勝目を狙う日本ハムの吉川光夫©BASEBALLKING
 先発の柱としてチームを支えていたが、近年故障や不調で思うような成績を残せなかった投手たちが復活の兆しを見せている。

 代表的なのは吉見一起(中日)。09年と11年に最多勝に輝くなど、08年から5年連続二桁勝利を挙げたことのある右腕。中日のエースは近年、故障に悩まされていた。13年に右肘内側側副靭帯の再建手術を受けるなど、わずか1勝に終わると、14年は1勝も挙げることができずシーズンを終えた。

 復活を期す今季は、開幕先発ローテーション入り。今季初登板となった4月1日の巨人戦で、6回を無失点に抑え706日ぶりに勝利投手になると、翌日に登録抹消。右肘の状態を見ながら、中10日で調整を続けた。この調整が当たったのか12日のDeNA戦、23日のヤクルト戦も無失点投球で、開幕からの連続無失点は20イニングに。

 1日のDeNA戦は、今季初めて中7日で登板。5回までDeNA打線を封じていたが、6回にバルディリスにタイムリーを打たれ失点。連続無失点は25イニングでストップした。そこで崩れないのがエース。自身には勝敗はつかなかったものの、7回6安打1失点に抑え、チームの勝利に繋がる投球を見せた。好投を続けるエースの復活は、チームに与える影響は大きいはずだ。

 パ・リーグでは、吉川光夫(日本ハム)もその一人ではないだろうか。吉川といえば、栗山英樹監督が就任した12年に一気に才能を開花させた。それまでは、期待を裏切り続けていた吉川だが、この年14勝5敗、防御率1.71とプロ入り後最高の成績を残し、リーグ優勝に貢献。自身も最優秀選手賞を受賞した。

 13年以降は、安定感の欠く投球が続き13年にはリーグ最多の15敗、14年は規定投球回に届かず3勝に終わる。今季、再び良いときの吉川に戻りつつある。今季初登板となった4月1日のロッテ戦で初勝利を挙げると、4月は3勝0敗。5月1日のロッテ戦では打線の大量援護にも恵まれ、4勝目をマーク。早くも昨年の勝ち星を上回り、5勝を挙げている大谷翔平とともに、首位を走るチームを支えている。

 その他にも、新垣渚(ヤクルト)、涌井秀章(ロッテ)など実績のある先発投手たちが開幕から結果を残している。

復活の兆しを見せる投手たちの成績

吉見一起(中日)
今季成績:4試 2勝0敗 防0.33
昨季成績:3試 0勝1敗 防4.20

吉川光夫(日本ハム)
今季成績:5試 4勝0敗 防2.14
昨季成績:13試 3勝4敗 防4.88

涌井秀章(ロッテ)
今季成績:6試 3勝3敗 防2.76
昨季成績:26試 8勝12敗 防4.21

新垣渚(ヤクルト)
今季成績:3試 1勝1敗 防2.65
昨季成績:3試 0勝2敗 防7.88

※記録は5月1日終了時点のもの
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