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ケガから復活を期した選手たち 開幕に間に合わせた結果…

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開幕から打撃好調の西武秋山翔吾©BASEBALLKING
 昨シーズン途中に右肘靭帯の部分断裂したヤンキースの田中将大は、現地時間23日のタイガース戦で今季初めて中4日で先発するなど、右肘の状態が上向いているかと思われた。しかし、現地時間28日に右手首の腱炎と右前腕部の軽い張りで故障者リスト入り。日本のプロ野球を見渡しても故障に不安を抱えながら、開幕に間に合わせた選手が意外と多い。

 昨季、リーグMVPに輝いた菅野智之(巨人)はシーズン終盤に、右肘痛のため、ポストシーズンの登板することができなかった。それでも、昨年11月にブルペンでの投球練習を再開。オフも温暖なアリゾナ、ハワイなどで自主トレを行った。オープン戦では、精彩を欠いた場面もあったが、2年連続開幕投手を手にした。

 開幕してからは、3月27日のDeNA戦で7回1失点に抑え今季初勝利を挙げると、4月22日の広島戦ではエース前田健太と投げ合い、初回の1点を守り抜き3勝目をマーク。ここまで3勝3敗、防御率1.76と昨年痛めた右肘の不安を感じさせない成績を残しており、エースの役目を果たしている。

 野手では、昨年10月に右肘遊離軟骨除去手術を行った秋山翔吾(西武)の状態が良い。オープン戦で打率.459と12球団で1位の成績を残せば、シーズンが開幕してからも好調を維持している。現在6試合連続安打中で、29日のロッテ戦でも3安打を記録するなど、打率.379はリーグ1位。昨年のこの時期、打撃不振で苦しんでいたが、右肘を手術したことが功を奏したといえる。

 一方で、昨年オフから故障を抱えていた選手の中でも今一つ状態の上がってこない選手もいる。7年連続60試合登板中の山口鉄也(巨人)はその一人。昨季は左肘痛に苦しみ、同年の10月に『PRP療法』と呼ばれる治療を受けた。

 勤続疲労が心配される中、今季もここまで11試合に登板。防御率2.70と数字上ではまずまずの成績を残しているが、良いときに比べると少し物足りない。最近2試合は無失点に抑える投球を見せているが、状態は上がってくるのだろうか。

 また、右足首を手術した長谷川勇也(ソフトバンク)は開幕に間に合ったものの、打率.190と本来の調子からは程遠い成績。工藤公康監督は、万全の状態に戻るまで二軍で調整させることを決めた。長谷川は、打撃の調子を取り戻すため二軍で汗を流している。

 このように開幕に間に合いながらも好調な選手もいれば、不調な選手がいる。好調な選手はこの状態を維持し、不調な選手は1日でも早く調子を取り戻したいところだ。

故障の不安を抱えながらも開幕に間に合った選手たちの成績

●ソフトバンク
中村晃
故障内容:左肘手術
今季成績:24試 率.324 本0 点6

長谷川勇也
故障内容:右足関節骨棘切除及び遊離体摘の手術
今季成績:14試 率.190 本1 点4

●西武
中村剛也
故障内容:右肘遊離軟骨除去手術
今季成績:24試 率.293 本6 点22

秋山翔吾
故障内容:右肘遊離軟骨除去手術
今季成績:24試 率.379 本2 点8

浅村栄斗
故障内容:左肩クリーニング手術
今季成績:24試 率.286 本2 点17

●巨人
菅野智之
故障内容:右肘痛
今季成績:6試 3勝3敗 防1.76

山口鉄也
故障内容:左肘痛
今季成績:11試 0勝1敗 防2.70

長野久義
故障内容:右肘と右膝の手術
今季成績:25試 率.189 本0 点6

●阪神
西岡剛
故障内容:右肘クリーニング手術
今季成績:26試 率.300 本1 点9

●中日
吉見一起
故障内容:右肘の張り
今季成績:3試 2勝0敗 防0.00

※記録は4月29日終了時点のもの
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