ニュース

力投むなしく未勝利…大瀬良と杉浦、報われなさすぎる大卒2年目の春

無断転載禁止
未だ勝利のない大卒2年目右腕・ヤクルト杉浦(左)と広島・大瀬良(右) ©BASEBALLKING
 28日、8回無失点の好投でチームを5連勝へと導いたDeNAの久保康友。セの開幕投手では最も遅れての今シーズン初勝利となったが、試合後にベテランの口から出たのは意外な言葉だった。

 「内容的には完敗だった」――。DeNAのエースにそう言わしめたのが、投げ合った広島の先発・大瀬良大地。

 「まだムダな四死球からピンチを招いている。大瀬良投手にはそういうのがまったくなかった」と久保。今シーズン初勝利にも関わらず、相手を称賛しながら反省点を淡々と振り返った34歳は、「すごかった」と23歳右腕の好投を称えた。

 しかし、内容で勝ったとしても結果がそうなるとは限らないのが勝負の世界。大瀬良は9回を100球、4安打、7奪三振の1失点で完投しながらも、援護なく敗れて今シーズン3敗目を喫した。

 今シーズンは最初の登板となったDeNA戦では3回7失点の内容で降板しているものの、自責点は2というスタートだった大瀬良。ここまで4試合の自責点は2、1、4、1と8点に抑えていながら、未だに勝ち星からは見放されている。

 似たような境遇の選手が、他球団にもいる。ヤクルトの杉浦稔大だ。

 13年のドラフト1位、大卒2年目、右腕と大瀬良と共通点の多い男は、故障で2勝に終わった1年目のシーズンを経て、2年目の今シーズンは新人王候補に推されるなど、ブレイクに大きな期待がかけられていた。

 ところが、待っていたのは好投しながらも勝ちがつかない日々。杉浦もここまで4試合に登板し、自責点は1、1、2、3の8点。ここも大瀬良と同じである。

 新人王を獲得した昨シーズンを経て、さらなる飛躍に期待がかかる大瀬良と、2年目のデビューに期待がかけられる杉浦。背景はそれぞれ違えど、同じ大卒ドラ1右腕がもがき苦しむ“2年目の春”。きっと近い将来、それぞれの球団を支えるであろう2人の“シーズン開幕”は一体いつになるのか。

 苦悩の先の成長を信じて…大瀬良大地と杉浦稔大の奮闘はつづく。

● 大瀬良大地(広島)
出身:長崎県
生年月日:1991年6月17日
身長/体重:187センチ/93キロ
血液型:AB型
経歴:長崎日大高 - 九州共立大
 → 2013年ドラフト1位
昨季成績:26試(151回)10勝8敗 奪三116 防4.05
今季成績:4試(25回1/3)0勝3敗 奪三17 防2.84

● 杉浦稔大(ヤクルト)
出身:北海道
生年月日:1992年2月25日
身長/体重:189センチ/86キロ
血液型:A型
経歴:帯広大谷高 - 国学院大
 → 2013年ドラフト1位
昨季成績:4試(23回)2勝2敗 奪三28 防3.52
今季成績:4試(23回1/3)0勝3敗 奪三15 防3.09
※右肩の張りで20日に登録抹消。現在二軍調整中...
ツイート シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西