● パドレス 2 - 3 カブス ○
<現地時間5月20日 ペトコ・パーク>
カブスの和田毅は現地時間20日、敵地でのパドレス戦に先発登板。今シーズン初登板のマウンドで自己最多となる9奪三振と躍動したが、勝利投手の権利まであとアウト1つのところで無念の降板。白星を逃した。
オープン戦で左太もも裏を痛め、開幕を故障者リストで迎えた和田。マイナーで6試合の登板を経て、晴れてメジャー昇格を果たした34歳は、自身の2015年シーズン“開幕”マウンドで快投を披露する。
1点のリードをもらった初回、1番のアルモンテを7球すべて速球で攻める力技で空振りの三振に斬って取ると、続くノリスも速球で見逃し、ケンプも速球で空振り三振という完璧な立ち上がり。
2回も先頭のジャスティン・アップトンを空振りの三振に仕留め、これで立ち上がりから4連続三振とすると、続く打者には安打を許すも、後続を併殺に仕留めて事なきを得る。
そして3回には下位打線3人を3連続三振で片付ける圧巻の投球。打者一巡、9人から7つの三振を奪う驚異的な滑り出しを見せた。
ところが4回、二巡目に突入したところでボールがバットに当たりだす。ノリスが安打で出塁し、二死一塁となったところで、4番のジャスティン・アップトンがセンターへ弾丸ライナーで叩き込む逆転2ラン。手痛い一発を浴びてしまう。
それでも、直後の5回表。先頭で打席を迎えた和田が四球を選んで出塁すると、一死から1番のファウラーが一塁線を強烈に破る適時三塁打。ホームはギリギリのプレーになったが、和田は一塁から激走。見事なスライディングで生還し、同点のホームを踏んだ。
なおも続く一死三塁のチャンスでは、ブライアントが犠飛を放ってカブスが逆転に成功。連敗中の打線が和田を援護する。
しかし、勝利投手の権利がかかった5回、激走明けの和田がピリッとしない。先頭のミドルブルックスに二塁打を浴びると、続くバームスに死球を与えて無死一二塁のピンチ。続く投手のロスを内野ゴロでひとつアウトに取り、1番に帰ってアルモンテも打ち取ったが、カブスのマドン監督はここで投手交代を決断。今シーズン初勝利の権利まであとアウト1つだったが、無念の降板となった。
和田は結局4回と2/3を投げて被安打4、死球がひとつ、9奪三振で2失点。メジャーで自己最多の9奪三振も、5回を投げ切ることはできなかった。
試合は和田の後を受けたグリムが二死満塁としながらも無失点でしのぎ、両チームとも継投勝負に。カブスはグリムからロスカップ、モット、ストロップ、ロンドンと繋ぐ執念の継投で1点差を守りきり、3-2で勝利。連敗を2でストップした。
<現地時間5月20日 ペトコ・パーク>
カブスの和田毅は現地時間20日、敵地でのパドレス戦に先発登板。今シーズン初登板のマウンドで自己最多となる9奪三振と躍動したが、勝利投手の権利まであとアウト1つのところで無念の降板。白星を逃した。
オープン戦で左太もも裏を痛め、開幕を故障者リストで迎えた和田。マイナーで6試合の登板を経て、晴れてメジャー昇格を果たした34歳は、自身の2015年シーズン“開幕”マウンドで快投を披露する。
1点のリードをもらった初回、1番のアルモンテを7球すべて速球で攻める力技で空振りの三振に斬って取ると、続くノリスも速球で見逃し、ケンプも速球で空振り三振という完璧な立ち上がり。
2回も先頭のジャスティン・アップトンを空振りの三振に仕留め、これで立ち上がりから4連続三振とすると、続く打者には安打を許すも、後続を併殺に仕留めて事なきを得る。
そして3回には下位打線3人を3連続三振で片付ける圧巻の投球。打者一巡、9人から7つの三振を奪う驚異的な滑り出しを見せた。
ところが4回、二巡目に突入したところでボールがバットに当たりだす。ノリスが安打で出塁し、二死一塁となったところで、4番のジャスティン・アップトンがセンターへ弾丸ライナーで叩き込む逆転2ラン。手痛い一発を浴びてしまう。
それでも、直後の5回表。先頭で打席を迎えた和田が四球を選んで出塁すると、一死から1番のファウラーが一塁線を強烈に破る適時三塁打。ホームはギリギリのプレーになったが、和田は一塁から激走。見事なスライディングで生還し、同点のホームを踏んだ。
なおも続く一死三塁のチャンスでは、ブライアントが犠飛を放ってカブスが逆転に成功。連敗中の打線が和田を援護する。
しかし、勝利投手の権利がかかった5回、激走明けの和田がピリッとしない。先頭のミドルブルックスに二塁打を浴びると、続くバームスに死球を与えて無死一二塁のピンチ。続く投手のロスを内野ゴロでひとつアウトに取り、1番に帰ってアルモンテも打ち取ったが、カブスのマドン監督はここで投手交代を決断。今シーズン初勝利の権利まであとアウト1つだったが、無念の降板となった。
和田は結局4回と2/3を投げて被安打4、死球がひとつ、9奪三振で2失点。メジャーで自己最多の9奪三振も、5回を投げ切ることはできなかった。
試合は和田の後を受けたグリムが二死満塁としながらも無失点でしのぎ、両チームとも継投勝負に。カブスはグリムからロスカップ、モット、ストロップ、ロンドンと繋ぐ執念の継投で1点差を守りきり、3-2で勝利。連敗を2でストップした。