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マーくんも参加…ヤンキース“口ひげ軍団”に終止符?

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まったくイメージのない田中将大も参加した“ひげ軍団”[Getty Images]
 開幕前の下馬評を覆す勢いで勝ち進み、ア・リーグ東地区の首位を走るニューヨーク・ヤンキース。

 英雄デレク・ジーターが引退したものの、恒例行事となっていたオフの大型補強がこれといってなかったことや、復活を期待された田中将大の離脱、C.C.サバシアの不調とネガティブな要素が多かっただけに、この快進撃はメジャーリーグの2015年シーズン序盤におけるサプライズのひとつとなっている。

 そんな好調ヤンキースの中で、ひとつの象徴となりつつあったのが“ヒゲ”だった。

 13年にレッドソックスが“ヒゲ”によって一致団結し、それが球団やファンを巻き込んだ一大ブームへと発展。一気にワールドチャンピオンへと登りつめたという逸話があるが、今シーズンのヤンキースでも同様のことが起こりつつあった。

 とはいえ、伝統的に規律を重んじる“名門”チームにおいてあごヒゲはご法度。

 13年のオフ、守護神のマリアノ・リベラが引退した際に、その後釜候補としてドジャースのブライアン・ウィルソンの名前が浮上したものの、トレードマークとなっていた立派なあごヒゲがネックに。本人も「剃るつもりはない」と宣言していたことから獲得を見送ったというエピソードもあるほどだ。

 しかし、口ヒゲに関しては紳士の証として例外的に認められており、過去の例としてはレジー・ジャクソン氏などがいる。

 キッカケとなったのは開幕直後、9試合で6敗と開幕ダッシュに失敗したチームであったが、その後は12試合で10勝と驚異的なV字回復。この時、主戦外野手のガードナーが「ヒゲを剃らないでいたら調子が戻った」と発言したことがキッカケとなり、チーム内に伝染。まったくイメージのない田中将大も、その流れに乗って口ヒゲをたくわえ始めたほどに流行した。

 快進撃とともに、“Stache Squad”=「口ヒゲ軍団」なる異名もつき始めていたが、ここに来てその勢いにも陰りが。現地時間12日のレイズ戦から4連敗を喫するなど、ここ6試合で5敗。そして、ついにその“ゲン担ぎ”にも終止符が打たれる。

 現地時間19日に行われた敵地でのナショナルズ戦で、火付け役のガードナーをはじめとする数人の選手の顔からヒゲが消えていたのだ。

 ガードナーは「そろそろ潮時だろうということになった」と説明。ただし、「もしかしたらまた始めるときが来るかもしれない」と復活に含みをもたせる発言も残し、主砲のテシェイラは「剃るまでは楽しかったよ」と語っている。

 ところが、ヒゲを剃って臨んだナショナルズ戦でも6-8でサヨナラ負け。悪い流れを止めることはできなかった。ちなみに、延長10回にサヨナラ弾を浴びたミラーはヒゲを剃っていなかった…。
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