ニュース 2015.05.22. 12:13

“松坂世代”の復活はある? 規定到達はわずかに2人

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復活が待たれるソフトバンクの松坂大輔©BASEBALLKING
 『松坂世代』と呼ばれた世代の選手たちが苦しんでいる。

 世代頭の松坂大輔(ソフトバンク)は、9年ぶりに日本球界に復帰。大きな注目を浴びたが、右肩筋疲労などで一軍登板はない。ようやく20日に行われたオリックスとの二軍戦で実戦復帰も、2回を投げ1失点。最速も142キロと全盛期の面影を見ることができなかった。

 松坂のライバル杉内俊哉(巨人)も4勝を挙げているが、規定投球回に到達できていない。先発した5日の広島戦では、プロ入り最短の0回2/3を6失点でKOされるなど、打ち込まれる場面が目立つ。

 WBCで松坂、杉内とチームメートとして2度のWBC世界一に貢献した藤川球児(レンジャーズ)は、現地時間17日に、メジャー40人枠から外れ事実上の戦力外となっている。その他にも東出輝裕(広島)、館山昌平(ヤクルト)、森本稀哲(西武)といった球団の中心だった選手たちも故障や不調などで二軍調整が強いられている現状だ。

 そんな中、久保康友(DeNA)と村田修一(巨人)の2人は、松坂世代で唯一、規定投球回、規定打席に到達している。昨季4年ぶりに二桁勝利を挙げた久保は、ロッテ時代の06年以来2度目の開幕投手を務めた。ただ、今季は昨季のような安定感がなく、19日のヤクルト戦では、2回に山田哲人(ヤクルト)の頭部にストレートを当てて危険球退場。中畑清監督も「また同じ過ち」と厳しかった。悪い内容ながらも、チーム2位の3勝、防御率は3.50とまずまずの成績を残している。

 一方の村田は極度の打撃不振で、開幕前には二軍落ちを経験。なんとか開幕一軍を掴んだが、打撃の状態はいまひとつ。8番を打つなど、かつて2年連続本塁打王を放ったときのような長打をファンの前で見せることができていない。

 また、17日のヤクルト戦の走塁で右大腿裏に違和感を覚え、病院で検査した結果、右大腿二頭筋の肉離れと診断。20日に巨人移籍後初めて一軍登録を抹消され、現在は二軍で調整中だ。

 『松坂世代』では久保田智之(元阪神)、赤田将吾(元西武)などが昨季限りで、現役を退くなど引退する選手が増えている。それでも、『松坂世代』がまだまだ健在だというところを見せていきたいところだ。

主な松坂世代の今季成績

<投手>
松坂大輔(ソフトバンク)※
今季成績:1試 0勝0敗 防4.50

杉内俊哉(巨人)
今季成績:8試 4勝1敗 防3.48

久保康友(DeNA)
今季成績:8試 3勝3敗 防3.50

新垣渚(ヤクルト)
今季成績:5試 1勝3敗 防3.86

館山昌平(ヤクルト)※
今季成績:4試 1勝1敗 防2.57

<野手>
村田修一(巨人)
今季成績:41試 率.244 本3 点9

梵英心(広島)
今季成績:28試 率.267 本2 点11

小谷野栄一(オリックス)
今季成績:29試 率.253 本3 点7

森本稀哲(西武)
今季成績:7試 率.000 本0 点0

東出輝裕(広島)※
今季成績:1試 率.000 本0 点0

海外組

和田毅
今季成績:1試 0勝0敗 防3.86

藤川球児
今季成績:2試 0勝0敗 防16.20

・松坂世代=1980年4月2日~81年4月1日生(外国人選手は除く)
・記録は5月21日終了時点のもの
※二軍成績
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