【今回のお悩み相談】
上手くいかないと苛立つ息子......かける言葉は?
少年野球に所属している4年生の息子がいます。短気なところがあり、バッティング練習で当たらなければバットで地面をたたいたり、練習や試合の守備で自分やチームメートがミスをすればいらだって、グローブを叩いたり、地面を蹴ったり.....
チームメートや監督、コーチに迷惑になっているようで、毎回練習や試合のたびに申し訳なく思っています。
親である私も練習につきっきりでなにかあればその場で何度もしかったり、なだめたりしているのですが、ほぼ効果がありません。
このままチームに迷惑をかけてはいけないと退団を考えているのですが、息子には野球を通して学ぶ事もたくさんあったので、頑張ってほしい気持ちもあります。
息子にどう声をかけてあげたらいいのかアドバイスください。 よろしくお願いします。
【ヤキュイクからのアドバイス】
■中学野球クラブ監督からのアドバイス
この悔しい気持ちも含めてその子の個性です。でもそれをコントロールして仲間と笑顔でスポーツをしてくれる子になってほしいですよね。
お子さんはまだ4年生。「協調性」という言葉を説明しても分からないですよね。この子の心の成長を待ってあげて欲しいなと思いますが、そこを待てるチームなのか、迷惑な存在だからやめてほしいと思っているのか、チームの方針がまずあってのことですね。
ご相談者さんの言ってるように「野球を通じて何かを学んで欲しい」、正にその機会だと思います。大事な事を伝えながら変化を待つ、のがいいのかなと思います。
指導者の方とこの件について相談してみて、任せられる人がいれば任せても良いかもしれないですね。
それを許容してくれるチーム(組織)であることを願いますが、まずはそこを確認するのがポイントかと思います。
■元学童野球パパのアドバイスからのアドバイス
私の息子も小学生時代、同じような感じでした。
その当時は「何だコイツ?」と思っていましたし、私もパパコーチでしたから、家に帰ってから「アレはダメだろ」程度のことは言いました。
でもそれ以上は何も言わずにに放っておきました。
中学生になった今は、ご相談者さんのお子さんの様な事も「そういえばあったなぁ」とすっかり忘れてました。
現在4年生とのことなので、そのうち自然に分かるように、できるようになると思います。
今は放っておくのが一番だと思います。
■学童野球監督からのアドバイス
当チームにも、数年前に同じタイプの子どもが4年生の時に入団してきました。その子は、道具のみならず、激しくなると自分の頭をバットで叩いたりするタイプでした。
入団時にそういう症状があることは聞いていたので、
「道具の扱いと仲間に対する暴言。この二つに関しては厳しく指摘していきます」
と、予め父兄には、この子を指導する線引きについて伝えていました。ですから、自分のプレーでうまくいかずイラだつことについては放っておいて良いですと。
この子はその後、高学年になるにつれて心が成長してくると、そういった頻度も行為も減っていきました。
ですから、心の成長と共に改善されていく事象だと思いますのであまり過敏にならなくても良いと思います。
ご相談内容の「息子にどう声をかけてあげればいいか?」ですが、
・野球はチームスポーツである事
・道具の大切さ
このあたりをゆっくり時間をかけて話してあげる事が大事なのかと思います。
まずは、監督、コーチがどう感じて、どう考えているのかストレートに話してみるのが先決だと感じます。