パ・リーグの首位打者争いが熾烈を極めている。
週末の3連戦が始まる前の段階では。西武の秋山翔吾が.378を記録してトップ、ソフトバンクの柳田悠岐が.377と1厘差で次ぐ2位という状態であった。
そこからの3連戦で秋山は14打数6安打とさらに積み上げ、打率は.381に上昇したが、結果的にリーディングヒッターの座を奪われる格好となる。
柳田は雨で1試合中止があったものの、2試合で7打数4安打をマーク。打率を.382とし、秋山を上回ってきた。両者譲らぬ争いはどこまで続くのか、大きな注目が集まる。
史上稀に見るハイレベルな争いを繰り広げている2人。過去10年の6月終了時点の成績を振り返ってみても、規定打席で.380を上回った選手というのはいない。
近年の6月終了時点で秋山、柳田の打率に迫っていた選手といえば、08年の内川聖一が.378という打率を記録している。
その年、内川は最終的な打率も.378を記録し、2位の青木宣親に3分以上の差をつける独走で首位打者を獲得。右打者としてのシーズン最高打率を記録した。
柳田と秋山にぜひ目指してもらいたいのが、1986年に阪神・バースが記録した.389という年間最高打率。そしてその向う側にある夢の4割打者誕生へ…。カギとなるのが“ライバル関係”だ。
このレベルの数字となるとついてくる相手はほぼおらず、独走態勢になってしまうのが普通のこと。それが今年に限っては、いくら打てども打てどもついてくる相手がいる。それも、1988年生まれの同学年という間柄。これほど刺激になる存在はいないだろう。
実際に秋山は「(柳田の打率は)チェックしている」と即答。「意識して崩れるようじゃダメ。(ライバルの存在を)力に変えていきたい」とも語った。
シーズンはちょうど折り返し地点を過ぎたところ。まだまだ先は長い。果たして、史上稀に見るデットヒートの結末や、いかに…。
1位 柳田悠岐(ソフトバンク)
打率 .382(267-102)
☆年間205安打ペース
2位 秋山翔吾(西武)
打率 .381(318-121)
☆年間237安打ペース
※成績は6月28日終了時点
週末の3連戦が始まる前の段階では。西武の秋山翔吾が.378を記録してトップ、ソフトバンクの柳田悠岐が.377と1厘差で次ぐ2位という状態であった。
そこからの3連戦で秋山は14打数6安打とさらに積み上げ、打率は.381に上昇したが、結果的にリーディングヒッターの座を奪われる格好となる。
柳田は雨で1試合中止があったものの、2試合で7打数4安打をマーク。打率を.382とし、秋山を上回ってきた。両者譲らぬ争いはどこまで続くのか、大きな注目が集まる。
史上稀に見るハイレベルな争いを繰り広げている2人。過去10年の6月終了時点の成績を振り返ってみても、規定打席で.380を上回った選手というのはいない。
近年の6月終了時点で秋山、柳田の打率に迫っていた選手といえば、08年の内川聖一が.378という打率を記録している。
その年、内川は最終的な打率も.378を記録し、2位の青木宣親に3分以上の差をつける独走で首位打者を獲得。右打者としてのシーズン最高打率を記録した。
柳田と秋山にぜひ目指してもらいたいのが、1986年に阪神・バースが記録した.389という年間最高打率。そしてその向う側にある夢の4割打者誕生へ…。カギとなるのが“ライバル関係”だ。
このレベルの数字となるとついてくる相手はほぼおらず、独走態勢になってしまうのが普通のこと。それが今年に限っては、いくら打てども打てどもついてくる相手がいる。それも、1988年生まれの同学年という間柄。これほど刺激になる存在はいないだろう。
実際に秋山は「(柳田の打率は)チェックしている」と即答。「意識して崩れるようじゃダメ。(ライバルの存在を)力に変えていきたい」とも語った。
シーズンはちょうど折り返し地点を過ぎたところ。まだまだ先は長い。果たして、史上稀に見るデットヒートの結末や、いかに…。
パ・リーグ首位打者争い
1位 柳田悠岐(ソフトバンク)
打率 .382(267-102)
☆年間205安打ペース
2位 秋山翔吾(西武)
打率 .381(318-121)
☆年間237安打ペース
※成績は6月28日終了時点