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故障者が戻ってくれば…ヤクルトは混戦を抜け出せる?

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リーグ優勝を目指すヤクルトの真中満監督©BASEBALLKING
 ヤクルトは39勝42敗1分と3つの借金を抱えているが、館山昌平が故障から復活した。バレンティン、本塁打と打点でリーグトップの成績を残す畠山和洋などが戻ってくれば、混戦のセ・リーグを抜け出しそうな雰囲気がある。

 投手陣は、チーム先発防御率3.82とリーグワースト。それでも、右肘の故障で一軍のマウンドから遠ざかっていた館山が、11日のDeNA戦で1019日ぶりの白星を手にした。故障明けで、無理な起用はできないが、09年に最多勝を挙げた右腕が戻ってきたのは心強い。

 2年目の杉浦稔大は開幕ローテーションに入り、防御率3.09と安定した投球を見せていたが、4月19日のDeNA戦で右肩の張りを訴えて戦線離脱。二軍でリハビリを続け、7月8日楽天との二軍戦で実戦復帰した。早ければ今月末に一軍復帰する可能性もある。層の薄い先発陣だが、杉浦が戻ってくればローテ枠の争いも激化し、いい意味で緊張感がうまれそうだ。

 先発陣とは対照的に、リリーフ陣は救援防御率2.13とリーグ1位の成績を残している。ロマン、オンドルセク、バーネットの勝ちパターンの3人に加え、秋吉亮、中沢雅人も防御率2点台を記録。ただ、オンドルセクがリーグ3位の41試合登板、秋吉が39試合登板と登板過多が気になるところ。

 それでも、3年連続50試合登板以上の山本哲哉は、春先不調で二軍降格したこともあり、ここまで一軍での登板数は9試合のみ。現在は7試合連続無失点中と状態が上がってきており、後半戦リリーフ陣に疲れが見えてくれば、勝ちパターンにも組むこともできそうだ。

 昨季チーム打率1位の打線は、バレンティン、畠山が故障で離脱。普段は1番を打つ山田哲人が4番を任されるなど、ベストメンバーが組めない中、交流戦明けはリーグ最多の72得点を挙げている。

 13年と14年シーズンは、この時期最下位に沈んでいたが、今季は優勝を狙える位置にいる。故障者が戻ってくるまで、上位に離されずに食らいついてきたい。
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