10日の西武戦で両リーグ最速で10勝目をマークした高卒3年目の大谷翔平（日本ハム）や、高卒2年目で二桁本塁打を放っている森友哉（西武）など若手選手の活躍が目立つ。そこで、昨年行われた21U野球ワールドカップと同じ21歳、今季94年以降に生まれた選手を多く一軍起用しているチームを紹介したい。

　1位は日本ハムと楽天の5人。積極的に若手を起用する日本ハムはエースの大谷を始め、ルーキーの浅間大基は昇格したその日にスタメン出場し、プロ初安打を記録。94年2月生まれの上沢直之もここまで5勝をマークしている。

　楽天は高卒2年目の松井裕樹が、守護神を任されておりチームに欠かせない存在感を発揮。松井以外にも、今野龍太、大塚尚仁、森雄大といった3人の投手が一軍の舞台を経験。野手でも、捕手の下妻貴寛が4試合に出場している。ただ、活躍度では楽天よりも日本ハムが上回っている印象だ。

　ワーストだったのは0人のヤクルト。94年生まれ以降の選手が在籍している人数も4人と少なく、これまで一軍を経験した選手は誰もいなかった。

今季、94年生まれ以降の選手の一軍出場が多かったチーム

1位　日本ハム【5人】
・94年生まれ以降の在籍数：14人
浅間大基（96年6月21日生）
石川亮（95年7月20日生）
渡辺諒（95年4月30日生）
大谷翔平（94年7月5日生）
上沢直之（94年2月6日生）

1位　楽天【5人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：11人
松井裕樹（95年10月30日生）
今野龍太（95年5月11日生）
大塚尚仁（94年10月13日生）
森雄大（94年8月19日生）
下妻貴寛（94年4月15日生）

3位　阪神【4人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：6人
北條史也（94年7月29日生）
藤浪晋太郎（94年4月12日生）
横山雄哉（94年2月21日生）
松田遼馬（94年2月8日生）

4位　巨人【3人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：10人
田口麗斗（95年9月14日生）
辻東倫（94年8月11日生）
メンドーサ（94年3月5日生）

4位　中日【3人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：9人
鈴木翔太（95年6月16日生）
若松駿太（95年2月28日生）
高橋周平（94年1月18日生）

4位　DeNA【3人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：7人
砂田毅樹（95年7月20日生）
関根大気（95年6月28日生）
乙坂智（94年1月6日生）

7位　ロッテ【2人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：6人
肘井竜蔵（95年11月13日生）
田村龍弘（94年5月13日生）

7位　広島【2人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：10人
鈴木誠也（94年8月18日生）
美間優槻（94年5月26日生）

9位　ソフトバンク【1人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：17人
上林誠知（95年8月1日生）

9位　オリックス【1人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：9人
若月健矢（95年10月4日生）

9位　西武【1人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：8人
森友哉（95年8月8日生）

12位　ヤクルト【0人】
・94年以降に生まれた選手の在籍数：4人
なし

※94年以降に生まれた選手の在籍数は育成選手も含む
※一軍出場は7月11日時点