ソフトバンクは11日のロッテ戦に勝利し、前半戦を首位で折り返すことが決まった。現在ソフトバンクの貯金は21。前半戦貯金20以上で折り返す可能性が高い。

　2005年以降、貯金20以上作り首位で前半戦を終えたチームは、ソフトバンクを含め4チームある。ソフトバンクが2度（05年、11年）、巨人が2度（09年、12年）、阪神1度（08年）、日本ハムが1度（11年）となっている。

　11年のソフトバンクはホールトンが10勝、和田毅と摂津正が8勝と投手陣の活躍が目立ち47勝23敗5分で、日本ハムと同率首位で前半戦を終えた。この年のソフトバンクは後半戦も、順調に白星を重ねていき、最終的には2位の日本ハムに17.5ゲーム差をつけてリーグ優勝を果たした。

　一方で08年の阪神は、前半戦60勝32敗1分、貯金28。2位巨人に9.5ゲーム差をつけて首位を走っていたが、後半戦は22勝27敗2分と思うように勝ち星を伸ばせず、2位でシーズンを終えた。独走しながら優勝を逃したことで、当時監督だった岡田彰布は同年限りで辞任している。

　そして、今年のソフトバンクは投打に選手層が厚く、主力の不在を感じさせない強さを見せる。前半戦は12日を含めて3試合残されているが、ソフトバンクは前半戦20以上の貯金を作り前半戦を折り返し、リーグ優勝することができるのだろうか。

【2005年以降、前半戦貯金20以上で首位ターンしたチーム】
2005年
ソフトバンク
前半戦：62勝29敗1分 勝率.681
シーズン：89勝45敗2分 勝率.664
※レギュラーシーズン1位もプレーオフでロッテに敗れたため2位

2008年
阪神
前半戦：60勝32敗1分 勝率.652
シーズン：82勝59敗3分 勝率.582（2位）

2009年
巨人
前半戦：50勝28敗7分 勝率.641
シーズン：89勝46敗9分 勝率.659（優勝）

2011年
ソフトバンク
前半戦：47勝23敗5分 勝率.671
シーズン：88勝46敗10分 勝率.657（優勝）

日本ハム
前半戦：47勝23敗2分 勝率.671
シーズン：72勝65敗7分 勝率.526（2位）

2012年
巨人
前半戦：47勝27敗8分 勝率.635
シーズン：86勝43敗15分 勝率.667（優勝）