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三冠王への期待の裏で…密かに現実味を帯びる“裏・三冠王”

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意外性の一発が光るレアードですが… ©BASEBALLKING
 オールスターを目前に控え、前半戦も残すところ1週間となったプロ野球。

 まだ気は早いとはいえ、気になるタイトル争いも熾烈。セ・リーグでは山田哲人(ヤクルト)がここに来て各部門の数字を伸ばし、三冠も視野に捉えて来るなど、ペナントレースを盛り上げている。

 04年の松中信彦以来、11年ぶりの三冠王誕生への期待もにわかに高まり始めている中、実はその“裏側”の争いというのも興味深いものとなっている。

 例えば、日本ハムのブランドン・レアード。ここまで中田翔や中島卓也とともにフル出場を果たしているが、打率はリーグワーストの.189と低迷。得点圏打率もワースト3位の.205で、三振もワースト4位の73個と3つの部門で下位に沈む“裏・三冠王”候補となっている。

 このように打率や得点圏打率、三振、併殺打などの打撃のスタッツに限って下位の選手をピックアップしていくと、他にも候補者が出てくる。

 西武の炭谷銀仁朗は、打率(.192)と得点圏打率(.203)が共にリーグワースト2位に沈み、併殺(7個)がワースト10位。併殺に関しては、ワースト1位の内川聖一(14個)とまだ差があるものの、安心はしていられない。ここまで扇の要として全試合に出場する欠かせない存在ではあるのだが、パ・リーグでは47年ぶりとなる「規定到達での打率1割」という不名誉な記録も迫って来ており、これはどうにか避けたいところだ。

 セ・リーグでも、ヤクルトの正捕手を務める中村悠平が苦しい状況にある。

 昨年は.298の打率を残して手応えを掴んだかに見えたものの、今年はリーグワーストの.218と苦戦中。得点圏打率もリーグワースト4位の.215、併殺は7個でリーグワースト7位も、1位との差はわずかに3つだ。

 ハイレベルなタイトル争いの裏で静かに競われる不名誉な争い。“裏・三冠王”は誕生してしまうのか…ここの争いも後半戦の注目ポイントの一つとして挙げたい。

【ワーストいろいろ】

打率

<パ>
1位 .189 レアード(日本ハム)
2位 .192 炭谷銀仁朗(西武)
3位 .204 今宮健太(ソフトバンク)

<セ>
1位 .218 中村悠平(ヤクルト)
2位 .234 雄平(ヤクルト)
3位 .235 井端弘和(巨人)

得点圏打率

<パ>
1位 .174 ペーニャ(楽天)
2位 .203 炭谷銀仁朗(西武)
3位 .205 レアード(日本ハム)

<セ>
1位 .195 ロペス(DeNA)
2位 .200 丸佳浩(広島)
3位 .215 中村悠平(ヤクルト)

三振数

<パ>
1位 100個 中村剛也(西武)
2位 90個 メヒア(西武)
3位 79個 森友哉(西武)

<セ>
1位 73個 梶谷隆幸(DeNA)
1位 73個 石川雄洋(DeNA)
3位 72個 ゴメス(阪神)

併殺打

<パ>
1位 14個 内川聖一(ソフトバンク)
2位 13個 李大浩(ソフトバンク)
2位 13個 今江敏晃(ロッテ)

<セ>
1位 10個 川端慎吾(ヤクルト)
1位 10個 マートン(阪神)
1位 10個 福留孝介(阪神)
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