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満足に試合もできない!? ヤクルト二軍が迎える危機的状況

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一軍復帰の畠山
 ヤクルトは8日、打撃投手兼スコアラーの阿部健太と育成選手契約を結んだことを発表した。

 阿部は2003年に松山商高から近鉄へ入団したのち、オリックス、阪神、ヤクルトでプレー。昨シーズン限りで現役を退き、今年からチームの打撃投手を務めていた30歳の右腕である。

 スタッフからの契約というのは、楽天が先日ブルペン捕手だった横山徹也と育成契約を結んだという例があるが、今回はまた事情が違う。

 ポイントは、松井優典編成部長の「投手として契約するが、内外野を守ってもらう」という発言。そう、阿部が今回急きょ契約を結んだ背景には、“二軍の選手不足”という危機的状況があった。

 今年もミレッジ、バレンティンと言ったところは離脱しているものの、山田哲人や川端慎吾、畠山和洋といったところは健康に出場を続けており、大引啓次も復帰。選手も揃っており、“ヤ戦病院”などと揶揄されたころから比べればマシなようにも見えた。

 しかし、よくよく見てみると、6月下旬に今浪隆博が腰痛で離脱したのをはじめ、7月に入ってからは荒木貴裕、上田剛史といったところが相次いで負傷離脱。飯原誉士も登録を抹消されてから音沙汰がなく、最近になって野手陣の人材不足が深刻化している。

 その結果、イースタンリーグの公式戦ながら指名打者制を使わずに試合を行い、捕手登録の選手が内野をこなさなければならないなんて当たり前。8日の試合では、投手の中島彰吾がレフトでスタメン出場した。

 そんな中でも災いは重なり、8日の巨人戦で主砲の畠山が内転筋を痛めて途中交代。もし畠山の故障が長引くものになれば、カツカツの状態の二軍から誰かを昇格せざるを得なくなり、さらに苦境に追い込まれることになってしまう。

 首位・巨人とは2.5ゲーム差。歴史的大混戦のおかげもあってまだまだ優勝も射程圏と言えるだけに、踏ん張りどころでまたしてもケガ人に泣かされるなどという事態は絶対に避けたいところ。

 オールスター休みまで1週間…ここを乗り切り、後半戦巻き返しへ向けた体制を整えて行くことができるか。真中ヤクルトの“やりくり”に注目だ。

【ヤクルト主な離脱者】
<投手>
由規
平井諒
杉浦稔大
竹下真吾

<内野手>
今浪隆博
荒木貴裕
奥村展征
畠山和洋(?)

<外野手>
ラスティングス・ミレッジ
ウラディミール・バレンティン
飯原誉士
上田剛史 
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