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混セの原因は…固定できない捕手事情?

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開幕からレギュラーで出場を続けるヤクルトの中村悠平 ©BASEBALLKING 
 セ・リーグは、首位阪神から最下位中日まで5.5ゲーム差に詰まっている。だが、貯金のあるチームは阪神だけという状況だ。強いチームには必ず球界を代表する捕手がいた。90年代のヤクルトには古田敦也。00年代の中日には谷繁元信、巨人には阿部慎之助などだ。

 今季を見てみるとヤクルトの中村悠平がセ・リーグの捕手で唯一、規定打席に到達しているが、その他の球団は捕手で苦しんでいる印象にある。

 最下位に沈む中日は、谷繁監督兼任選手の後継者と呼べる存在が出てこない。昨季から松井雅人が出場機会を多く与えられていたが、打撃がさっぱり。今季も51試合に出場して、打率.135と課題を克服できず、2日に一軍登録を抹消された。現在は大卒3年目の杉山翔大、2年目の桂依央利といった打てる捕手が中心にチャンスを与えられている。

 リーグ3連覇中の巨人は、長年正捕手を務めていた阿部を一塁へコンバート。開幕はヤクルトからFAで加入した相川亮二と2年目の小林誠司の体制でスタートも、相川が故障で離脱すると阿部が捕手に再転向ということもあった。現在は相川と加藤の2人が一軍に登録されているが、将来を考えると二軍で調整が続く小林が正捕手争いに割って入って欲しいところ。

 広島は、ベテランの石原慶幸と打撃が売りの会沢翼を上手く併用している。主に黒田博樹とジョンソンが先発する試合は、石原がマスクを被り、その他の試合は会沢がスタメンで出場。会沢は昨季ほどの長打力を見せることができていないが、打率.277、4本塁打20打点の成績を残している。

 DeNAと阪神も捕手を固定せずに併用している状況だ。グラウンドの監督と呼ばれる捕手が、各球団定まっていないことも混戦状態が続いている一つなのではないだろうか。
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