『マツダオールスターゲーム2015』が18日に終了し、20日からいよいよ後半戦がスタートする。そこで、後半戦の注目ポイントを紹介していきたい。
前半戦が終了した時点で、首位・DeNAから最下位・中日までのゲーム差はわずかに4。どこのチームがリーグ優勝してもおかしくない状況だ。
首位のDeNAを始め、セ・リーグ全球団貯金がないという異常事態のセ・リーグ。どこの球団も決め手を欠いており、リーグ優勝するためには大きな連敗をしないことが一つポイントになりそうだ。
この状態が9月まで続くことになれば、リーグ3連覇中の巨人は優勝経験が豊富な選手も多く、最後に頂点に立っている可能性が高い。他球団はシーズン終盤までに何とか抜け出したいところだろう。
西武の秋山翔吾は、イチロー以来2カ月連続40安打を記録するなど、前半戦140本の安打を放った。
このままのペースで安打を重ねていけば年間233安打計算となり、2010年に記録したマートン(阪神)のシーズン214安打を大きく上回る記録が期待できる。
今季はここまで2試合以上無安打に終わった試合がなく、大きな打撃不振がない。この状態を維持できれば、シーズン200安打は達成可能だ。不安点があるとすれば、故障か。とにかく1年間ケガなく戦い、シーズン安打日本新記録を更新したいところだ。
二刀流3年目の日本ハム・大谷翔平が2年連続で二桁勝利、二桁本塁打を達成できるかも注目。
二桁勝利は前半戦のうちに達成しており、問題は二桁本塁打。前半戦終了時点で、野手の成績は打率.185、3本塁打12打点と苦しんでいる。5月19日の楽天戦で放って以来、約2カ月本塁打が出ていない。7月に入ってからスタメン出場した試合は1試合のみと、野手での出場が減少している。
投手ではエースとして先発する試合、勝利が求められ、野手でも結果を残さなければならない。他の選手よりも大変ではあるが、2年連続で二桁勝利、二桁本塁打を達成に期待したい。
昨季打率.307を記録し、現在7連続で打率3割以上をマークしている。今季打率3割をマークすれば、右打者では落合博満氏を抜いて最長記録となる。
内川のこの記録が始まったのは、首位打者のタイトルを初めて獲得した横浜(現DeNA)時代の08年シーズンから。FAで横浜からソフトバンクに移籍した2011年は、統一球が導入された影響で数字を落としていく選手が多い中、打率.338で、史上2人目となる両リーグで首位打者に輝いている。
そして今季は、前半戦終了時点で打率.302。内川はシーズン終了時に打率3割を記録し、右打者の最長記録を更新することができるだろうか。
日本では02年の松井稼頭央(当時西武)以来、トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した選手はでていない。山田哲人(ヤクルト)と柳田悠岐(ソフトバンク)の達成に期待がもてそうだ。
山田は前半戦打率.306、19本塁打、15盗塁の成績。トリプルスリーに一番課題となっていた盗塁をここまで昨季と同じ15個。畠山和洋が故障離脱中、山田は4番を任されていたが、畠山が一軍に復帰すれば、打順を1番に戻る可能性が高い。そうなると、盗塁のペースが上がることも十分に考えられそうだ。
一方の柳田は前半戦打率.367、17本塁打、16盗塁を記録した。打率は大きなスランプに陥らない限り、3割はマークしそう。ただ、このペースでいけば、本塁打は30本、盗塁も28個とどちらもギリギリのペース。チームの勝利が第一優先だが、トリプルスリー達成となれば、もう少し本塁打、盗塁ともにペースを上げていきたい。
その他にも山崎康晃(DeNA)のシーズン新人最多セーブ記録更新や、秋山と柳田の2人によるハイレベルな首位打者争いなど注目が多い。後半戦もプロ野球を存分に楽しめそうだ。
混戦のセ・リーグを制すのはどこ?
前半戦が終了した時点で、首位・DeNAから最下位・中日までのゲーム差はわずかに4。どこのチームがリーグ優勝してもおかしくない状況だ。
首位のDeNAを始め、セ・リーグ全球団貯金がないという異常事態のセ・リーグ。どこの球団も決め手を欠いており、リーグ優勝するためには大きな連敗をしないことが一つポイントになりそうだ。
この状態が9月まで続くことになれば、リーグ3連覇中の巨人は優勝経験が豊富な選手も多く、最後に頂点に立っている可能性が高い。他球団はシーズン終盤までに何とか抜け出したいところだろう。
西武・秋山はシーズン最多安打記録を更新できる?
西武の秋山翔吾は、イチロー以来2カ月連続40安打を記録するなど、前半戦140本の安打を放った。
このままのペースで安打を重ねていけば年間233安打計算となり、2010年に記録したマートン(阪神)のシーズン214安打を大きく上回る記録が期待できる。
今季はここまで2試合以上無安打に終わった試合がなく、大きな打撃不振がない。この状態を維持できれば、シーズン200安打は達成可能だ。不安点があるとすれば、故障か。とにかく1年間ケガなく戦い、シーズン安打日本新記録を更新したいところだ。
日本ハム・大谷が2年連続二桁勝利と二桁本塁打達成
二刀流3年目の日本ハム・大谷翔平が2年連続で二桁勝利、二桁本塁打を達成できるかも注目。
二桁勝利は前半戦のうちに達成しており、問題は二桁本塁打。前半戦終了時点で、野手の成績は打率.185、3本塁打12打点と苦しんでいる。5月19日の楽天戦で放って以来、約2カ月本塁打が出ていない。7月に入ってからスタメン出場した試合は1試合のみと、野手での出場が減少している。
投手ではエースとして先発する試合、勝利が求められ、野手でも結果を残さなければならない。他の選手よりも大変ではあるが、2年連続で二桁勝利、二桁本塁打を達成に期待したい。
ソフトB・内川、右打者史上初の8年連続打率3割達成なるか。
昨季打率.307を記録し、現在7連続で打率3割以上をマークしている。今季打率3割をマークすれば、右打者では落合博満氏を抜いて最長記録となる。
内川のこの記録が始まったのは、首位打者のタイトルを初めて獲得した横浜(現DeNA)時代の08年シーズンから。FAで横浜からソフトバンクに移籍した2011年は、統一球が導入された影響で数字を落としていく選手が多い中、打率.338で、史上2人目となる両リーグで首位打者に輝いている。
そして今季は、前半戦終了時点で打率.302。内川はシーズン終了時に打率3割を記録し、右打者の最長記録を更新することができるだろうか。
期待高まるトリプルスリー
日本では02年の松井稼頭央(当時西武)以来、トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した選手はでていない。山田哲人(ヤクルト)と柳田悠岐(ソフトバンク)の達成に期待がもてそうだ。
山田は前半戦打率.306、19本塁打、15盗塁の成績。トリプルスリーに一番課題となっていた盗塁をここまで昨季と同じ15個。畠山和洋が故障離脱中、山田は4番を任されていたが、畠山が一軍に復帰すれば、打順を1番に戻る可能性が高い。そうなると、盗塁のペースが上がることも十分に考えられそうだ。
一方の柳田は前半戦打率.367、17本塁打、16盗塁を記録した。打率は大きなスランプに陥らない限り、3割はマークしそう。ただ、このペースでいけば、本塁打は30本、盗塁も28個とどちらもギリギリのペース。チームの勝利が第一優先だが、トリプルスリー達成となれば、もう少し本塁打、盗塁ともにペースを上げていきたい。
その他にも山崎康晃(DeNA)のシーズン新人最多セーブ記録更新や、秋山と柳田の2人によるハイレベルな首位打者争いなど注目が多い。後半戦もプロ野球を存分に楽しめそうだ。