ニュース 2015.07.22. 16:26

【高校野球】東海大菅生が劇的サヨナラ! 国士館との打撃戦制す

○ 東海大菅生 11x - 10 国士館 ●
<西東京大会準々決勝・神宮>

 第97回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕)の西東京大会準々決勝が22日行われ、今春の選抜大会にも出場した東海大菅生が、劇的な逆転サヨナラ勝ちでベスト4進出を果たした。

 実力校同士の対決となった第3試合は、序盤から激しい点の取り合いとなった。国士館が3回までに4点を奪えば、その裏に東海大菅生も一気に4点を奪い、試合を振り出しに戻した。

 その後、東海大菅生が9-5とリードを広げるも、国士館が終盤に驚異的な粘りを発揮。8回にプロ注目の右腕・勝俣をマウンドから引きずり降ろすと、2番手・羽生にも襲い掛かり8-9と1点差。土壇場9回にも、一死満塁から代打・鈴木が値千金の逆転タイムリーを放ち、10-9と試合をひっくり返した。

 しかし諦めない東海大菅生は、ライトに入っていた勝俣を再びマウンドへ。なおも続く一死一、三塁のピンチをエースが無失点で凌ぐと、その裏に劇的な幕切れが待っていた。

 東海大菅生は、先頭打者が相手の失策で出塁すると、送りバントとヒットで一死一、三塁のチャンス。ここで3年生の江藤がライトへの三塁打を放つと、一気に二者が生還し、11-10の逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 激しいシーソーゲームを制した東海大菅生は、勝俣が再登板も含め160球に迫る力投。打線も国士館に劣らぬ粘り強さを発揮し、2季連続の甲子園出場へあと2勝とした。準決勝は24日に行われ、相手は国学院久我山に決まった。
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