○ ブルージェイズ　8 － 2　フィリーズ ●
＜現地時間7月29日　ロジャース・センター＞

　ロッキーズからブルージェイズへの電撃移籍が決まったトロイ・トロウィツキーは現地時間29日（日本時間30日）、本拠地でのフィリーズ戦に「1番・遊撃」でスタメン出場。デビュー戦となるゲームでいきなり移籍第1号を含む3安打3打点の大暴れを見せた。

　ホセ・レイエスとの大物同士のトレードで日本でも大きな話題となったこの移籍。10年間戦ってきたナ・リーグから初めて飛び出し、ア・リーグでのデビュー戦にもなったこの日は初回の第1打席こそ空振りの三振に倒れるも、0－0で迎えた3回無死一塁の場面で迎えた第2打席ではやくも本拠地のファンの心を掴む。

　2ストライクと追い込まれてから3球目の高めやや外寄りの速球を振り抜くと、打球は左中間スタンド後方へ消える先制2ラン。レフト、センターが一歩も動けない特大の一発で鮮烈すぎる自己紹介を決めた。

　これで勢いに乗ったトロウィツキーは、5回に先頭で迎えた第3打席でも二塁打を放ち、6回一死一塁で迎えた第4打席でも2打席連続となる二塁打を放って一塁走者をホームへと迎え入れた。

　第5打席は遊ゴロに倒れたものの、この日は5打数3安打、本塁打1本に3打点の大暴れ。本拠地でド派手なデビューを飾り、ファンを熱狂させた。