ニュース

【高校野球】両軍あわせて22点の大乱戦は関東一が勝利!オコエは衝撃の3安打4打点デビュー

○ 関東一 12 - 10 高岡商 ●
<第97回全国高校野球選手権大会・2回戦>

・スコア
高岡商|000 701 020|10
関東一|107 000 22-|12

 序盤の“オコエ劇場”から一転、近年稀に見る殴り合いにもつれ込んだ試合は、関東一(東東京)が粘る高岡商(富山)を振りきって勝利。ベスト16入りを決めた。

 試合が動いたのは初回、いきなり聖地に衝撃が走る。先頭で打席に入った関東一のプロ注目選手・オコエ瑠偉は一塁線を強襲する打球を放つと、横っ飛びで反応した一塁手のグラブに打球が当たり、ファウルグラウンドを転々とするのを見て迷わず二塁へ。一塁への“内野二塁打”を記録し、いきなり甲子園を沸かせる。

 さらに相手の牽制が暴投になると、センターのバックアップも関係なしにあっという間に三塁を陥れ、3番・伊藤の適時打で先制のホームイン。関東一が幸先良く先制する。

 さらに3回、先頭で回ってきた第2打席では、低く速い打球で右中間を破ったオコエは、ここでも迷わず二塁を蹴って三塁へ。三塁打でチャンスを作ると、3番・伊藤の3ランで最後はゆっくりとホームへ生還。

 火がついた関一打線はその後も6番・鈴木の適時打で1点を加えると、なおも二死満塁となってこの回2度目の打席となったオコエがまたも右中間を破り、走者一掃の適時三塁打。このイニング2本目となる三塁打で打点も3つ記録した。

 しかし、試合はこのあと思わぬ展開へ。8-0と大量リードを奪った関東一は、4回に初めての安打を許すとそこから一気に7失点。足だけでなく強肩も披露していたオコエも、三塁への送球が三塁側・高岡商ベンチまで届く大暴投となって得点を与えてしまうなど、流れを失ってしまう。

 そして6回、高岡商の3番・田越の適時打で8-8の同点。関東一は8点あったリードを吐き出し、試合が振り出しに戻る。

 その後、7回裏に関東一が下位打線からチャンスを作ると、一死一二塁から牽制球が暴投となって暴投で二塁走者が生還。なおも一死三塁からオコエがセンターへの犠飛を放ち、2点の勝ち越しに成功する。一方の高岡商も8回にまたも田越がライトの頭上を超える2点適時打を放って同点。両者取られたら取り返す、譲らない激闘が続く。

 それでも8回、追いつかれた関東一は一死二三塁のチャンスで6番・鈴木がライトへ運ぶ適時打。再び勝ち越しに成功すると、ワイルドピッチで1点を追加して12-10。追いすがる高岡商を突き放し、苦労の末の一勝を掴んだ。

 オコエは一二、右三、右三、ニゴロ、中犠飛で4打数3安打、4打点の大活躍。走攻守すべてで見せ場を作り、甲子園を大いに沸かせた。
ツイート シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西