トリプルスリーに三冠王、いや四冠...夢の六冠も!?という風に、日程を消化していくに連れてどんどん期待がふくらんでいく選手がいる。ヤクルトの23歳・山田哲人だ。
セ・リーグの野手成績を見てみると、試合数に始まり打率、本塁打、二塁打、塁打数、得点、盗塁、出塁率、長打率、OPSと10個の部門でリーグトップの数字を記録。まさに今、セ界の中心にいる男と言っても過言ではない男である。
飛ぶ鳥を落とす勢いでスター街道を突っ走る山田であるが、逆に苦手としていることはあるのだろうか。今回はあえて今一番ノッてる男の“弱点”を探ってみた。
<1> 投手
● 投手別対戦打率ワースト5 [※7打席以上]
1位 .111(9-1) 前田健太(広島)
2位 .125(8-1) ネイラー(中日)
3位 .143(7-1) マイコラス(巨人)
4位 .167(12-2) 三嶋一輝(DeNA)
5位 .200(10-2) ポレダ(巨人)
5位 .200(10-2) メッセンジャー(阪神)
投手別で見ると、最も苦手としているのが広島のエース・前田健太だ。昨シーズンは7打数5安打の.714と大得意としていたが、さすがにリーグ屈指の投手。しっかりと対策を練った前田は、2年続けてやられることを許さなかった。
3月上旬のオープン戦でヤクルトと対戦した前田は、山田に一発を浴びている。しかし、前田は登板後に「相手の得意なボールも投げてみた。哲人の本塁打がそう。そういうボールは危ないとあらためて認識できた」と述べた。シーズンを前に“わざと”打たれた?ということで少し話題になったが、その成果は開幕後にしっかりと現れている。
<2> 球団
● チーム別対戦成績 [セ]
巨人 .194(62-12) 1本 5点
阪神 .333(78-26) 6本 13点
広島 .403(72-29) 4本 12点
中日 .330(88-29) 10本 21点
DeNA .402(82-33) 5本 15点
球団別の成績を見てみると、唯一巨人だけが1割台という極端な結果に。他の4球団からは平均的に好打率を残しているだけに、その差はどうしても目につくところだ。
上位進出を狙うために、巨人は是が非でも叩いておきたい相手。ラストスパートへ向けて、山田のバットがカギを握っている。
<3> 球場
● 球場別成績 [セの本拠地]
東京D .156(32-5) 0本 3点
甲子園 .235(34-8) 0本 2点
マツダ .457(46-21) 3本 10点
ナゴヤ .220(41-9) 2本 5点
横 浜 .388(49-19) 3本 10点
神 宮 .385(192-74) 19本 39点
好き嫌いがハッキリと分かれる球場別の成績であるが、やはり球団別で苦手とした巨人の本拠地・東京ドームでは苦戦。打者天国とも言われる東京ドームで、ここまで31本も放っている本塁打が1本も出ていないというところからも、その苦しみが垣間見える。
<4> 球種
● 球種別成績 [※20打数以上]
.376(181-68) ストレート
.367(49-18) シュート
.346(52-18) フォーク
.302(96-29) スライダー
.276(29-8) カットボール
.130(23-3) チェンジアップ
ストレートやシュートといった速球系に強く、合わせた打率も.374と好成績を残す。その一方、唯一と言っていい弱点が抜いたボール。チェンジアップの打率だけ.130と極端に低く、ここまで放ってきた150安打のうち、チェンジアップを安打にしたのは3回だけとなっている。
<5> 曜日
● 曜日別成績
月曜日 .417(12-5) 1本 2点
火曜日 .333(75-25) 4本 12点
水曜日 .368(76-28) 5本 13点
木曜日 .333(57-19) 6本 12点
金曜日 .243(70-17) 4本 12点
土曜日 .360(75-27) 4本 16点
日曜日 .341(85-29) 7本 12点
最後は曜日別。興味深いのが、金曜日の試合で苦しんでいるというデータだ。カード頭であり、好投手が先発してくる確率が高いとはいえ、他の曜日では平均的に好打率を残しているだけに、少し不思議なデータとなっている。
セ・リーグの野手成績を見てみると、試合数に始まり打率、本塁打、二塁打、塁打数、得点、盗塁、出塁率、長打率、OPSと10個の部門でリーグトップの数字を記録。まさに今、セ界の中心にいる男と言っても過言ではない男である。
飛ぶ鳥を落とす勢いでスター街道を突っ走る山田であるが、逆に苦手としていることはあるのだろうか。今回はあえて今一番ノッてる男の“弱点”を探ってみた。
<1> 投手
1位 .111(9-1) 前田健太(広島)
2位 .125(8-1) ネイラー(中日)
3位 .143(7-1) マイコラス(巨人)
4位 .167(12-2) 三嶋一輝(DeNA)
5位 .200(10-2) ポレダ(巨人)
5位 .200(10-2) メッセンジャー(阪神)
投手別で見ると、最も苦手としているのが広島のエース・前田健太だ。昨シーズンは7打数5安打の.714と大得意としていたが、さすがにリーグ屈指の投手。しっかりと対策を練った前田は、2年続けてやられることを許さなかった。
3月上旬のオープン戦でヤクルトと対戦した前田は、山田に一発を浴びている。しかし、前田は登板後に「相手の得意なボールも投げてみた。哲人の本塁打がそう。そういうボールは危ないとあらためて認識できた」と述べた。シーズンを前に“わざと”打たれた?ということで少し話題になったが、その成果は開幕後にしっかりと現れている。
<2> 球団
● チーム別対戦成績 [セ]
巨人 .194(62-12) 1本 5点
阪神 .333(78-26) 6本 13点
広島 .403(72-29) 4本 12点
中日 .330(88-29) 10本 21点
DeNA .402(82-33) 5本 15点
球団別の成績を見てみると、唯一巨人だけが1割台という極端な結果に。他の4球団からは平均的に好打率を残しているだけに、その差はどうしても目につくところだ。
上位進出を狙うために、巨人は是が非でも叩いておきたい相手。ラストスパートへ向けて、山田のバットがカギを握っている。
<3> 球場
● 球場別成績 [セの本拠地]
東京D .156(32-5) 0本 3点
甲子園 .235(34-8) 0本 2点
マツダ .457(46-21) 3本 10点
ナゴヤ .220(41-9) 2本 5点
横 浜 .388(49-19) 3本 10点
神 宮 .385(192-74) 19本 39点
好き嫌いがハッキリと分かれる球場別の成績であるが、やはり球団別で苦手とした巨人の本拠地・東京ドームでは苦戦。打者天国とも言われる東京ドームで、ここまで31本も放っている本塁打が1本も出ていないというところからも、その苦しみが垣間見える。
<4> 球種
● 球種別成績 [※20打数以上]
.376(181-68) ストレート
.367(49-18) シュート
.346(52-18) フォーク
.302(96-29) スライダー
.276(29-8) カットボール
.130(23-3) チェンジアップ
ストレートやシュートといった速球系に強く、合わせた打率も.374と好成績を残す。その一方、唯一と言っていい弱点が抜いたボール。チェンジアップの打率だけ.130と極端に低く、ここまで放ってきた150安打のうち、チェンジアップを安打にしたのは3回だけとなっている。
<5> 曜日
● 曜日別成績
月曜日 .417(12-5) 1本 2点
火曜日 .333(75-25) 4本 12点
水曜日 .368(76-28) 5本 13点
木曜日 .333(57-19) 6本 12点
金曜日 .243(70-17) 4本 12点
土曜日 .360(75-27) 4本 16点
日曜日 .341(85-29) 7本 12点
最後は曜日別。興味深いのが、金曜日の試合で苦しんでいるというデータだ。カード頭であり、好投手が先発してくる確率が高いとはいえ、他の曜日では平均的に好打率を残しているだけに、少し不思議なデータとなっている。