ニュース 2015.08.24. 05:30

三冠王を3度獲得したあの選手も…強打の二塁手といえば

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強打の二塁手として活躍するヤクルトの山田哲人©BASEBALLKING 
 ヤクルトの山田哲人が22日の中日戦で、3本塁打を放つなど今季31本のアーチを描いている。本塁打だけでなく、打率も.333、79打点26盗塁とトリプルスリーと三冠王の可能性を秘める。二塁手は守備のイメージが強いが、過去にも山田のように強打の二塁手が存在した。

 1982年に史上最年少で三冠王を獲得した落合博満はこの年、二塁を主戦場とし、128試合に出場したが、127試合に二塁手として出場。打率.325、32本塁打99打点の成績を残し、首位打者を獲得した81年に続き、82年も二塁手でベストナインを受賞した。83年以降は三塁手や一塁手としてベストナインの表彰を受けている。

 1990年代には93年から8年間横浜(現DeNA)でプレーしたロバート・ローズがいる。ローズは1年目に94打点を挙げ打点王に輝くと、98年には4番打者として、38年ぶりの日本一に大きく貢献した。翌99年は打率.369、153打点と文句なしの成績で、首位打者と打点王のタイトルを獲得。本塁打王を逃したが、自己最多の37本を記録した。

 また、小久保裕紀は三塁手や一塁手のイメージが強いが、デビュー当時は二塁手だった。本塁打王になった95年には、130試合全試合二塁手で出場。ゴールデングラブ賞にも輝いている。97年には114打点をマークし、強打の二塁手として活躍した。

 2000年代に入ってからは、井口資仁(ロッテ)の打撃も素晴らしかった。日本一となったダイエー時代の03年には、3番打者として、打率.340、27本塁打109打点42盗塁と見事な働きぶり。この年、盗塁王のタイトルを獲得し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。

 守備能力の高い選手だけでなく、打撃でもファンを沸かせるような大型の二塁手が次々に出てくると、プロ野球界はもっと盛り上がっていきそうだ。
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