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優勝へ向けた最後のピース?バレンティンはヤクルトの特効薬か、劇薬か…

 首位の阪神から遅れること1ゲーム、セ・リーグ2位で勝負の9月を迎えたヤクルト。真中満新監督の下、生まれ変わったチームは14年ぶりのリーグ制覇も視界に捉える位置につけている。

 そして、これからラストスパートを期すチームに朗報が飛び込んできた。ケガで戦列を離れていた主砲・バレンティンが、最短で9月15日にも復帰できる見込みであることが明らかになった。

 真中監督はあくまでも「早ければ」としたが、この2~3日中に来日できるかどうかの最終確認を行い、GOサインが出れば二軍で復帰した後、15日頃の一軍昇格をめざすプランになると言う。

 来日から4年連続で30本以上の本塁打を放ち、2年前には60本塁打でシーズン本塁打の日本記録を樹立した最強助っ人が復帰となれば、チームにとって心強いことことうえない。

 ヤクルトでは現時点でも三冠王候補の山田哲人をはじめ、首位打者を争う川端慎吾に、打点王を争う畠山和洋ら、打撃の主要タイトル3部門をチーム内で争うような状況の中にあり、8月の月間得点はリーグ唯一の3ケタ台となる108を記録。ここにキングが加わるとなると、他球団も戦々恐々だ。

 外国人枠の兼ね合いなどもあるのだが、もしバレンティンが無事に帰ってきたとして、単純に現在のオーダーに置いてみたら以下のようになった。

(左)ミレッジ
(三)川端
(二)山田
(一)畠山
(中)雄平
(右)バレンティン
(遊)大引
(捕)中村
(投)投手

 これぞ「セ界の火薬庫」。どこからでも爆発しそうな打線が完成する。ディフェンス面を考えれば少し心許ない気持ちもするが、ファンに球場で見てみたいと思わせてくれるようなラインナップであることは間違いない。

 ただし、いいことばかりとも限らないのが難しいところ。

 そもそも順調に復帰できるかどうかもまだ不透明なところではあり、守備に就くことが前提となるセ・リーグではなおのことハードルは高くなる。肉離れだけに再発も怖いところだ。

 さらに、無事に復帰出来たところでかつてのような爆発的な打棒をいきなり発揮する保証もない。バレンティンが戻ってきたことにより、好調の打線が切れてしまうる能性だってある。ディフェンス面以外の不安要素も少なくないのだ。

 バレンティンの復帰はチームの逆転優勝へ向けた特効薬となるか、はたまた劇薬か…。ヤクルトの9月戦線から目が離せない。
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