15日、セ・リーグの最注目カードとなった広島-巨人の一戦は、広島が1-0で辛勝。4位の広島はCS圏内の3位・巨人に1.5ゲーム差と迫った。
ジョンソンvs菅野という好投手同士の投げ合いは、至極の投手戦に。入った唯一の得点も巨人・坂本のタイムリーエラーによるもので、菅野はなんと被安打わずか2、自責0で敗れるというなんとも残酷な結果となった。
各チームのエースたちがことごとく苦しんでいる今年、こういった無慈悲な敗戦というのもよく目立つ。そこで、ここでは規定投球回に達しているセ・パ両リーグの先発投手の中で、“悲運のエース”となっている選手たちをランキングにしてまとめた。
マウンドに登っている間に味方打線が上げた得点を投球回で割り、1試合あたり何点の援護をもらったかを表す「援護率」と、援護点が0点だった試合の数、自責点が3以内で敗れた数の3つの観点から、投手たちの“報われなさ”ぶりを比較した。
1位 則本昂大(楽天)
[今季成績] 24試 8勝11敗 防3.15
・援護率 = 2.44
・援護点ゼロ = 6回
・自責3以内で負 = 7回
1位に挙げたのは、楽天の則本昂大。援護率2.44は12球団で2番目の低さで、特筆すべきは援護点が1点もなかったという試合が6回もあるという点。自責点3以内に収めながらも敗れた試合が7つとこれもトップの数字で、今年の苦しさを物語っている。
2位 メッセンジャー(阪神)
[今季成績] 26試 9勝12敗 防3.06
・援護率 = 2.23
・援護点ゼロ = 5回
・自責3以内で負 = 5回
2位は阪神のメッセンジャー。昨年は最多勝と最多奪三振の二冠に輝いた優良助っ人だが、今年は12球団で最も低い援護率2.23を記録
。負け数12は両リーグトップと、最多勝の翌年に最多敗戦という珍記録を射程に捉えている。
3位 菅野智之(巨人)
[今季成績] 23試 9勝10敗 防1.94
・援護率 = 3.19
・援護点ゼロ = 5回
・自責3以内で負 = 5回
3位は巨人のエース・菅野智之。防御率が1点台にも関わらず、ここまで9勝10敗と負け越している時点でその悲運ぶりは際立っている。23試合の登板で、6回を自責3以内に抑えるクオリティ・スタート(QS)を逃したのはわずかに4度だけ。特に8月以降は6試合で1勝4敗と苦しんでいるだけに、最終盤を前に早く嫌な流れから脱却したいところ。
4位 ディクソン(オリックス)
[今季成績] 20試 9勝9敗 防2.48
・援護率 = 3.26
・援護点ゼロ = 5回
・自責3以内で負 = 5回
4位は、今年オリックスの開幕投手も務めたディクソン。開幕直後の3連敗に、夏場は5連敗と下位に沈むチームの中で苦しんだものの、防御率2.48はリーグ2位の数字。苦しむチームの柱として奮闘した。
5位 大野雄大(中日)
[今季成績] 26試 11勝9敗 防2.38
・援護率 = 3.16
・援護点ゼロ = 2回
・自責3以内で負 = 4回
5位は中日の大野雄大。イニングを消化できるのが特徴的で、今シーズンここまで26試合すべてで6回以上を投げている。序盤戦は勝ち星を伸ばし、ハーラーダービーを牽引したが、夏場に4連敗を記録するなど、チームと共に苦戦を強いられた。
~規定未到達~
● 岸孝之(西武)
[今季成績] 15試 5勝6敗 防2.74
・援護率 = 3.32
・援護点ゼロ = 6回
・自責3以内で負 = 5回
最後に、オマケで西武の岸孝之を選出。ケガで出遅れたこともあり、規定投球回には載っていないものの、15試合の登板のうち、なんと6回が援護点0に終わっている。自責3以内で敗れたのも5回あり、完投負けも4度記録。それでいて規定に載っていないために取り上げられないというところも、まさに“悲運”と呼ぶにふさわしい。
ジョンソンvs菅野という好投手同士の投げ合いは、至極の投手戦に。入った唯一の得点も巨人・坂本のタイムリーエラーによるもので、菅野はなんと被安打わずか2、自責0で敗れるというなんとも残酷な結果となった。
各チームのエースたちがことごとく苦しんでいる今年、こういった無慈悲な敗戦というのもよく目立つ。そこで、ここでは規定投球回に達しているセ・パ両リーグの先発投手の中で、“悲運のエース”となっている選手たちをランキングにしてまとめた。
マウンドに登っている間に味方打線が上げた得点を投球回で割り、1試合あたり何点の援護をもらったかを表す「援護率」と、援護点が0点だった試合の数、自責点が3以内で敗れた数の3つの観点から、投手たちの“報われなさ”ぶりを比較した。
1位 則本昂大(楽天)
[今季成績] 24試 8勝11敗 防3.15
・援護率 = 2.44
・援護点ゼロ = 6回
・自責3以内で負 = 7回
1位に挙げたのは、楽天の則本昂大。援護率2.44は12球団で2番目の低さで、特筆すべきは援護点が1点もなかったという試合が6回もあるという点。自責点3以内に収めながらも敗れた試合が7つとこれもトップの数字で、今年の苦しさを物語っている。
2位 メッセンジャー(阪神)
[今季成績] 26試 9勝12敗 防3.06
・援護率 = 2.23
・援護点ゼロ = 5回
・自責3以内で負 = 5回
2位は阪神のメッセンジャー。昨年は最多勝と最多奪三振の二冠に輝いた優良助っ人だが、今年は12球団で最も低い援護率2.23を記録
。負け数12は両リーグトップと、最多勝の翌年に最多敗戦という珍記録を射程に捉えている。
3位 菅野智之(巨人)
[今季成績] 23試 9勝10敗 防1.94
・援護率 = 3.19
・援護点ゼロ = 5回
・自責3以内で負 = 5回
3位は巨人のエース・菅野智之。防御率が1点台にも関わらず、ここまで9勝10敗と負け越している時点でその悲運ぶりは際立っている。23試合の登板で、6回を自責3以内に抑えるクオリティ・スタート(QS)を逃したのはわずかに4度だけ。特に8月以降は6試合で1勝4敗と苦しんでいるだけに、最終盤を前に早く嫌な流れから脱却したいところ。
4位 ディクソン(オリックス)
[今季成績] 20試 9勝9敗 防2.48
・援護率 = 3.26
・援護点ゼロ = 5回
・自責3以内で負 = 5回
4位は、今年オリックスの開幕投手も務めたディクソン。開幕直後の3連敗に、夏場は5連敗と下位に沈むチームの中で苦しんだものの、防御率2.48はリーグ2位の数字。苦しむチームの柱として奮闘した。
5位 大野雄大(中日)
[今季成績] 26試 11勝9敗 防2.38
・援護率 = 3.16
・援護点ゼロ = 2回
・自責3以内で負 = 4回
5位は中日の大野雄大。イニングを消化できるのが特徴的で、今シーズンここまで26試合すべてで6回以上を投げている。序盤戦は勝ち星を伸ばし、ハーラーダービーを牽引したが、夏場に4連敗を記録するなど、チームと共に苦戦を強いられた。
~規定未到達~
● 岸孝之(西武)
[今季成績] 15試 5勝6敗 防2.74
・援護率 = 3.32
・援護点ゼロ = 6回
・自責3以内で負 = 5回
最後に、オマケで西武の岸孝之を選出。ケガで出遅れたこともあり、規定投球回には載っていないものの、15試合の登板のうち、なんと6回が援護点0に終わっている。自責3以内で敗れたのも5回あり、完投負けも4度記録。それでいて規定に載っていないために取り上げられないというところも、まさに“悲運”と呼ぶにふさわしい。