中日の山本昌が30日、名古屋市内で会見を行い、現役引退を正式に表明した。
1983年にドラフト5位で中日へと入団した山本昌。以来、中日一筋32年の現役生活でオールスター出場6回、最多勝から最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振といった先発投手の主要タイトルはすべて獲得し、最高の栄誉である沢村賞も手にした。
数々の栄光を掴んだ左腕も、今年で50歳を迎えた。しかし、50歳直前で迎えた8月9日の今シーズンの初登板で、投球中に左手人差し指を負傷。緊急降板となり、世界最年長勝利記録を更新することはできなかった。
現在の心境については、「大きな決断はしたなと思っていますので、ある程度スッキリしています」と話した山本昌。「葛藤はすごくありましたが、僕がドラゴンズに入団して3年連続Bクラスは初めてで、チームは大きく変えないと、大きく変わらないと駄目だなという自分の中の思いもありましたし、邪魔になっちゃいけないなと思いました」と決断の理由についても語った。
「やりきったという気持ちと、もうちょっとだったなという気持ちが交錯していますが…。悔いはすごくあります。でも後悔はしていません」と笑顔を見せた球界の“レジェンド”。「これ以上自分で筋書きを作れと言われても、難しいくらいの野球人生を現役生活を送れましたので、幸せな野球選手だなと思っています」と終始晴れやかな表情で語り、会見を締めた。
1983年にドラフト5位で中日へと入団した山本昌。以来、中日一筋32年の現役生活でオールスター出場6回、最多勝から最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振といった先発投手の主要タイトルはすべて獲得し、最高の栄誉である沢村賞も手にした。
数々の栄光を掴んだ左腕も、今年で50歳を迎えた。しかし、50歳直前で迎えた8月9日の今シーズンの初登板で、投球中に左手人差し指を負傷。緊急降板となり、世界最年長勝利記録を更新することはできなかった。
「やりきったという気持ちと、もうちょっとだったなという気持ちが交錯していますが…。悔いはすごくあります。でも後悔はしていません」と笑顔を見せた球界の“レジェンド”。「これ以上自分で筋書きを作れと言われても、難しいくらいの野球人生を現役生活を送れましたので、幸せな野球選手だなと思っています」と終始晴れやかな表情で語り、会見を締めた。