ニュース 2015.10.05. 13:10

マー君に立ちはだかるヒゲの左腕…アストロズはリーグ最多20勝のカイケルが先発

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立派なヒゲが特徴的なアストロズのダラス・カイケル[Getty Images]
 現地時間4日(日本時間5日)、メジャーリーグはレギュラーシーズンの全日程が終了した。現地時間6日からは、いよいよポストシーズンの戦いが始まる。

 今年は日本人では川崎宗則のいるブルージェイズ、田中将大のヤンキース、和田毅のカブスがプレーオフへと進出。これから1カ月、選ばれしチームによる世界一を目指した戦いがスタートする。

 日本人選手の中で最も早く登場するのが、ヤンキースの田中将大。ア・リーグ東地区では惜しくも優勝を逃したものの、ワイルドカード争いをトップで通過。本拠地ヤンキースタジアムで、西地区2位のアストロズと一発勝負のワイルドカードゲームに挑む。

 田中は勝てば地区シリーズ進出、負ければ敗退決定という痺れる一戦で先発の大役を任された。今シーズンはケガでの離脱も挟みながら24試合の登板で12勝7敗、防御率3.51という成績を残している。

 現地時間9月18日のメッツ戦で太ももを故障し、復帰戦となった30日のレッドソックス戦は5回4失点とやや不安を残すも、ジラルディ監督は迷わずにGOサイン。中5日で大一番に臨むことになった。

 そんなマー君とヤンキースに立ちはだかるアストロズの先発は、左腕のダラス・カイケル。今シーズンはキャリア最多の20勝をマークし、ア・リーグの最多勝に輝いた男である。

 ヒゲがトレードマークのカイケルは、今シーズン33試合の登板で20勝8敗、防御率2.48と圧巻の投球を披露。本拠地では18試合の登板で15勝0敗というメジャー新記録も打ち立てている。

 幸いにも1勝の差でヤンキースがアストロズを上回り、試合はヤンキースのホームで行なわれることが決まったものの、ヤンキースはカイケルに対して今シーズン2戦2敗、完封も1つ食らい、16イニングの対戦で1点も取ることができなかった。

 ちなみに、学年で言うとカイケルが1つ上になるが、カイケルと田中は同じ1988年生まれ。1988年1月1日生まれのカイケルと、1988年11月1日生まれの田中という数字まで似通った2人の投げ合いとなる。

 ヤンキースはこの難敵を打ち崩し、地区シリーズへの道を切り開いていくことができるだろうか。ア・リーグのワイルドカードゲームは現地時間10月6日(日本時間7日)、ヤンキースタジアムで開幕する。

ダラス・カイケル

・メジャー4年目/27歳
[今季成績]
33試合・33先発(2位) 
232回(1位) 20勝(1位) 8敗 
防御率2.48(2位) WHIP1.02(1位)
奪三振216(5位T) 被打率.217(2位)

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