いよいよ今日から開幕するクライマックス・シリーズのファイナルステージ。4勝先取の7試合制で、勝ち抜いたチームが日本シリーズに進出する。

　ここでは、12日まで行なわれていた1stステージを勝ち上がってきたチームの中から、いま“ノッている”選手をピックアップ。勝ち上がりのキーマンとなりそうな選手を調べた。

ロッテ

福浦和也　2試　率.571（7－4）　0本　1点
今江敏晃　3試　率.455（11－5）　0本　3点
クルーズ　3試　率.333（12－4）　0本　1点

　ロッテで目立ったのは、過去の“下克上”を知るベテラン勢の活躍。福浦は初戦でスタメンに名を連ねると、大谷翔平の豪速球を見事に弾き返す2安打を記録。いずれも後の打者のタイムリーで本塁へと生還を果たしており、エース攻略の突破口を開く活躍を見せた。

　今江も初戦で大谷から逆転のタイムリーを放つなど、3試合すべてで安打を記録。“短期決戦男”ぶりをこれでもかと発揮しており、ファイナルステージの活躍にも期待が高まっている。

巨人

立岡宗一郎　3試　率.417（12－5）　0本　0点
長野　久義　3試　率.385（13－5）　0本　0点
井端　弘和　2試　率.375（ 8－3）　0本　0点
亀井　善行　3試　率.333（ 9－3）　0本　1点

　巨人で特にめざましい活躍を見せたのは、切り込み隊長を務める立岡。2戦目と3戦目に2試合連続で三塁打を放つなど、3試合すべて第1打席で安打を記録。1番打者としての役割をきっちりと果たした。

　その他では、長野久義にも復調の兆し。3試合すべてで安打を記録し、3戦目には1試合3安打の固め打ちを見せた。安打のすべてがセンターから右方向というのも長野にとっては良い傾向で、このクライマックスで本領発揮と行くか、注目だ。